画像を音楽に変換!「i2sm」。
i2sm
指定した画像の “ 色情報 ” を元に、楽曲を作り出すソフト。
画像の色情報(色相 / 彩度 / 輝度)をピクセルごとに分析していき、その分析結果を “ 音 ” に変換して曲のようなものを作ってくれます。
どのくらいのピクセル置きに分析を行うかを指定する機能や、音色 / テンポ / 使用する音符の種類 を指定する機能、使用する音階(ノートナンバー)の範囲を指定する機能... などが付いています。
「i2sm」は、画像を元に音楽を作り出すソフトです。
指定した画像の色情報(色相 / 彩度 / 明るさ)を左上のポイントから1 ピクセルずつ分析していき、導き出された数値を一つずつ “ 音 ” に変換してMIDI 出力する... という、一種の作曲ツールです。
“ 画像の雰囲気から曲を創造する ” のではなく、あくまでも “ ピクセルの情報を音に変換していく ” ソフトなので、曲は割と機械的でプログレッシブなものになりますが、意外と画像の雰囲気にマッチした曲ができることも少なくないです。
サンプル
ちなみに、音変換に関するオプションがいくつか用意されているので、1 枚の画像から何パターンもの曲を作ることが可能となっています。
使い方は以下の通り。
このソフトを利用するには、「.NET Framework 2.0 以上」がインストールされている必要があります。
- 「image2midi.exe」を実行します。
- メニューバー上の「File」→「Load」→「Image」から、任意の画像ファイルを読み込みます。
(読み込むことができるのは、JPEG / PNG 形式の画像ファイルのみ) - 必要に応じて、下記のようなオプションを設定します。
- Smoothing - ピッチ移行のなめらかさ※1
- Mine Note - 使用する音符のうち、最も音価(音の長さ)が小さい音符
- Max Note - 使用する音符のうち、最も音価が大きい音符
- Resolution - 解析ファインダーの解像度(1 ~ 99)※2
- Start X - 解析を開始するポイント(横軸)※3
- Start Y - 解析を開始するポイント(縦軸)※3
- Scale Low - 使用するノートナンバー(音階)のうち、最も小さいノートナンバー※4
- Scale High - 使用するノートナンバーのうち、最も大きいノートナンバー※4
- Instrument - 音色
- Main Vol - ボリューム
- Chord Vol - コード(和音)のボリューム
- Tempo - テンポ
- Mid C - 基本の “ ド ” にする色※4
数値が大きくなるほど、ピッチの移行がなめらかに(平坦に)なっていく。
(メロディックになるということではなく、ピッチが大きく変動するということがなくなる)
2 解像度を99 にすると、全てのピクセルを完璧に分析&変換していく。
(数値が小さくなるほど、大雑把に分析&変換していく)
解像度を上げすぎると、音の数が多くなって曲が物凄く長くなるので注意。
3 画面右のプレビューウインドウを直接クリックすることで、解析開始ポイントを指定することもできる。
4 ノートナンバーは、1 ~ 128 の間で指定する。
(数値が大きいほど、音階は高くなる)
5 画面右のプレビューウインドウ上で、「Shift」キー を押しながらマウスクリックすると、基本の “ ド ” にする色を一発で指定することができる。 - 一通り設定したら、画面左下の「Play Midi」ボタンをクリックし、再生を行ってみます。
(「Play Midi」ボタンを押すと、ミニプレイヤーが表示されます) - もし満足できるようなものでなかった場合、一旦停止してオプションを変更したりしてみます。
- ある程度調整を行い、納得いく出来になったら、メニューバー上の「File」→「Save」→「Midi File」から、曲をMIDI ファイルとして保存しておきます。
その他、現在の設定内容を保存する機能も付いています※6。
6
メニューバー上の「File」→「Save」→「Configuration」から。
定番の作曲ソフト
MuseScore
高機能かつ使いやすい作曲&楽譜作成ソフト
i2sm TOPへ |
おすすめフリーソフト
スポンサードリンク