様々なデバイスに対応したフォルダ同期ツール!「Resilio Sync」。
Resilio Sync
パソコン内の特定フォルダを、別のデバイス内の特定フォルダと自動で同期できるようにするソフト。
指定したフォルダの内容が、他のデバイス(Windows / Mac / Linux / Android / iOS 等)内の特定フォルダと同じになるように、自動で同期処理を行えるようにしてくれます。
同期するフォルダは複数設定することができ、必要に応じて “ 読み取り専用 ” のフォルダとして同期させることも可能となっています。
「Resilio Sync(BitTorrent Sync)」は、P2P 型のフォルダ同期ツールです。
パソコン内の特定フォルダと、別のパソコン内の特定フォルダを自動で同期してくれるフォルダシンクロツールで、中継サーバーを介さずにP2P で接続を行えるところが最大の特徴。
パソコンとパソコンをダイレクトに繋ぐため※1、転送速度が非常に速く、また容量なども気にせずに使えるようになっています。
(その分、対象のデバイスが起動している時しか同期を行えない)
1
Android
や
iOS
にも対応しているので、モバイルデバイスとの共有を行うこともできる。
さらに、同期対象のデータはローカルにしか保存されないため、
- 保存先のサーバー上で、データが盗み見されていた...
(通信の内容も暗号化されている)
- 他のパソコン(やモバイルデバイス)と共有したいファイルが大量にある
- 大容量のファイルを、他のパソコンと共有したい
尚、同期するフォルダは複数設定することができ、必要であれば “ 読み取り専用※2 ” 属性で同期させることも可能となっています。
2 同期元の内容は同期先に反映されるが、同期先の内容は同期元に反映されない... ということ。
(バックアップのような感じ)
使い方は以下の通り。
このページでは、“ パソコンA 内の特定フォルダ ” と、“ パソコンB 内の特定フォルダ ” を同期させる方法を例として紹介します。
(おまけで、スマートフォンとの同期も)
-
インストール時の注意
- インストーラーを実行したら、設定画面上で
- Windows ファイアウォールに Resilio Sync の例外を追加する
(他の項目は任意) ちなみに、Windows サービスとしてインストールすると、「Resilio Sync」はWeb インターフェースになるようです。
(見た目や操作感は、クライアントと同じです)
サービスとしてインストールする場合、インストールの際にWindows のユーザー名&パスワードの入力が必要になります。 - 初回起動時に、「Resilio Sync」上で使用するユーザー名の設定画面が表示されます。
(Windows サービスとしてインストールした場合、この画面は既定のブラウザで表示される) この画面の中段にある「フォルダを送受信するときに表示する名前を選択します」欄に適当なユーザー名を入力し、下部の二項目にチェック → 「開始」ボタンをクリックします。 - 続いて、「Sync ニュースレター」という画面が表示されます。 ニュースレターを購読する必要はないので、そのまま右上の × を押してしまってもOK です。
- メイン画面が表示されます。
-
パソコンA 側での操作 - 共有フォルダの登録
- メイン画面の左上にある「フォルダの追加」ボタンをクリック。
- 「フォルダを開く」ダイアログが表示されるので、他のデバイスと同期させたいフォルダを選択します。
- 共有フォルダの設定画面が表示されます。
-
アクセス許可
- 読み取り専用※4 - 選択フォルダを、同期先で読み取り専用として設定する
- 読み取り / 書き込み - 選択フォルダを、読み取りも書き込みも可能な同期フォルダとする
-
セキュリティ
- 招待した新しいピアさんを承認する必要があります※5
- 失効予定のリンク※6
- 使用可能なリンク※7
5 設定フォルダへの同期要求があった時に、こちらのパソコンに承認要求の通知が来るようにする。
6 この画面から生成できるリンクの有効期限。
7 リンクの使用可能回数。
(「時間」は誤訳) - 続いて、画面下部にある
- メールアドレス - 共有用のリンクを、メールで送信
- コピー - 共有用のリンクを、クリップボードにコピー
モバイル端末と共有を行う場合は、上部の「QR コード」を選択してもOK です。 - 「メールアドレス」を選択していた場合、既定のメーラーでメール送信画面が立ち上がるので、共有相手にメールの送信を行います。
「コピー」を選択した場合、共有用のリンクがクリップボードにコピーされているので、これを共有相手に伝えておきます。
「QR コード」を選択していた場合、QR コードが表示されるので、これをスマートフォンで読み取ります。
(スマートフォン向けアプリの使い方は 後述) - 同期したいフォルダが他にもある場合は、同様の手順で登録処理を行っておきます。
- 承認機能をON にしておいた場合、共有相手が共有リンクをクリックしたり入力したりすると、こちらのパソコンに同期の許可 / 拒否 を求める通知が表示されます。
-
パソコンB 側での操作
- 「Resilio Sync」をインストールし、起動させます。
-
共有用のリンクが、メールで送られてきた場合 - パソコンB 側での操作
- メールの本文中にあるURL を、クリックします。
- 「Sync」という画面が表示されるので、「I already have Sync 2.0」ボタンをクリックします。
- 「プログラムを起動」という画面が表示されます。
- 「フォルダに接続する」という画面が表示されます。 ここの「保存先」欄の右端にある「変更」ボタンをクリックし、リモート側のフォルダと同期するフォルダを選択 → 「接続」ボタンをクリックします。
- 選択フォルダの中身が空でない場合、「移動先のフォルダは空ではありません」という警告が表示されます。
- 同期フォルダが承認操作を必要としている場合、相手のパソコンに同期の許可 / 拒否 を求める通知が表示されます。
- これで、パソコンA で設定しておいたフォルダと、パソコンB で指定したフォルダの内容が、自動で同期されるようになります。
-
共有用のリンクが、メール以外で送られてきた場合 - パソコンB 側での操作
- 共有用のリンクをメール以外の手段で教えてもらった時は、メイン画面の右上にある をクリックし、「手動接続」を選択します。
- 「手動接続」という画面が表示されます。
- 「フォルダに接続する」という画面が表示されます。 ここの「保存先」欄の右端にある「変更」ボタンをクリックし、リモート側のフォルダと同期するフォルダを選択 → 「接続」ボタンをクリックします。
- 選択フォルダの中身が空でない場合、「移動先のフォルダは空ではありません」という警告が表示されます。
- 同期フォルダが承認操作を必要としている場合、相手のパソコンに同期の許可 / 拒否 を求める通知が表示されます。
- これで、パソコンA で設定しておいたフォルダと、パソコンB で指定したフォルダの内容が、自動で同期されるようになります。
-
フォルダの同期をやめる
- 同期を一時的に中止したい時は、リスト上で目的のフォルダを右クリック → 「同期を一時停止」を選択します。
同期を再開する時は、フォルダを右クリックして「同期を再開」を選択します。 - 同期をやめたいフォルダがある時は、リスト上で目的のフォルダを右クリック → 「削除」を選択します。
(その後確認ダイアログが表示されるので、「OK」を選択する)
次のページでは、パソコンとスマートフォン内の特定フォルダを同期させる方法を紹介します。
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