メモリの一部から超高速ドライブを作成!「VSuite Ramdisk」。
VSuite Ramdisk
物理メモリの一部から、高速な仮想ドライブ(RAM ディスク)を作成できるようにするソフト。
通常のハードディスクよりも、データを高速に読み書きすることができる “ RAM ディスク ” を、物理メモリの空き領域から最大で128 個まで作成できるようにします。
作成するRAM ディスクのサイズ / ファイルシステム を指定する機能や、OS 終了時にRAM ディスクの中身を自動で保存する機能、ドライブ内に一時フォルダを作成する機能 などが付いています。
「VSuite Ramdisk」は、物理メモリの一部をRAM ディスクとして扱えるようにするソフトです。
現在使用している物理メモリの一部から、ハードディスクと同じように扱うことができる仮想ドライブ※1 を簡単に作成できるようにしてくれます。
1
RAM(メモリ)を元に作られるので、「RAM ディスク」と呼ばれる。
実体はメモリなので、データアクセスがハードディスクよりも速い。
仮想ドライブは、任意のサイズで複数台作成することができ、またファイルシステムも NTFS / FAT32 / FAT / RAW の中から選べるようになっています。
加えて、OS 終了時にRAM ディスクの中身を
イメージバックアップする機能も付いているので、作成するRAM ディスクは永続的に使うことができたりします※2。
(もちろん、バックアップしないように設定することもできる)
2
OS 終了時に出力されたイメージは、次回OS 起動時に自動で読み込まれる。
使い方は以下の通り。
インストール時にはドライバーもインストールされるので、もしそのようなダイアログが表示されたら「インストールする」 方を選択して下さい。
尚、この 「VSuite Ramdisk」 は、 “ 使用中のメモリを元に仮想ドライブを作成する ” ソフトなので、普段メモリに空き容量がない人にはおすすめできません。
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仮想ドライブの作成
- 「rxvsrd.exe」を実行します。
- まず、画面上部の「ディスク サイズ」欄で、作成する仮想ドライブの容量を設定します。
(最小でも1 MB 以上)
ここは、現在使用している物理メモリの容量に見合ったサイズにしておきます。
普段メモリを多く使っている人は、サイズを控えめに設定しておいた方が良いでしょう。 - 次に、下の「ドライブ文字」欄で、作成する仮想ドライブのドライブレターを設定します。
「自動割当」にすると、ドライブレターは自動で設定されます。 - そのまま「ファイル システム」欄で、作成するドライブのファイルシステムを選択します。
よくわからなければ、「NTFS」でOK。 - 「ボリューム ラベル」欄に、作成するドライブのボリュームラベル(名前)を入力します。
- ファイルシステムを「NTFS」にした場合、" NTFS 圧縮 " ※3 を有効にすることができます。
3 ファイルデータを、いくらか圧縮して保存するNTFS の機能。
ドライブ容量を僅かに節約できるが、その分動作が微妙に遅くなる。
もし、この圧縮機能を利用するのであれば、「NTFS 圧縮を有効化」にチェックを入れておきます。 - 作成するドライブにテンポラリフォルダを作っておきたい場合は、「TEMP フォルダの作成」にチェックを入れておきます。
- これから作成する仮想ドライブを永続的に使いたい場合は、「イメージ ファイルの有効化」にチェック → その隣の欄で、イメージファイルの保存先フォルダ&ファイル名 を設定しておきます。
(さらに、「コンピュータのシャットダウン時に保存」にチェックを入れる)
このように、イメージファイルを作成するように設定しておかないと、仮想ドライブの中身が OS 終了時に失われてしまうので注意。 - 設定が終わったら、左下の「追加」ボタンをクリック。
画面上部の「RAM ディスク」欄に、今作成した仮想ドライブが追加されます。
仮想ドライブを複数作成したい場合は、同じような手順で登録処理を行います。 - 作成された仮想ドライブは、「マイ コンピュータ」等の画面に表示され、以降普通のドライブと同じように扱うことができます。
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作成した仮想ドライブの設定を変更
- 画面上部にあるリストの中から、設定変更を行いたいドライブを選択します。
- 画面下部の「プロパティ」ボタンをクリック。
- 適宜編集を行い、編集し終わったら「変更」ボタンを押します。
- すると、
-
このデバイスのプロパティが変更されます。続行しますか?
- 続いて
-
このデバイスのプロパティの変更に成功しました。
編集内容によっては、OS を再起動するまで設定が有効にならないものもあります。 - 最後に右下の「戻る」ボタンを押し、メイン画面に戻ります。
(仮想ドライブを削除すると、中身のデータは失われます)
そのほか、32bit のOS 上で、4 GB 以上のメモリを認識させる機能もあるようです。
(自己責任で...)
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