RAM ディスク&仮想ドライブ を、簡単に作成できる!「QILING Disk Master Free」。
QILING Disk Master Free
シンプルな RAM ディスク&仮想ドライブ 作成ツール。
物理メモリの一部を使い、ハードディスクよりも高速に動作する “ RAMディスク ” を作成できるようにしたり、ハードディスクの空き領域を使って仮想ドライブを作成できるようにしたりしてくれます。
作成するRAM ディスクを一時フォルダとして設定する機能や、RAM ディスクの中身をイメージファイルに保存する機能、ハードディスクの健康状態(S.M.A.R.T.等)を読み取る機能... なども付いています。
「QILING Disk Master Free」は、シンプルな RAM ディスク&暗号化仮想ドライブ 作成ツールです。
物理メモリの一部を元に、データの読み書きが非常に速い “ RAM ディスク ” を作成したり、ハードディスクの空き領域を元に仮想ドライブを作成できるようにしたりする... という仮想ディスクマネージャーです。
作成するRAM ディスクは、システムのテンポラリフォルダ(一時フォルダ)として設定することができ、また中身をイメージファイルに保存することも可能となっています。
(中身をイメージファイルに保存しておけば、Windows を再起動させても中身が消えない)
仮想ドライブ※1 に関しては、ハードディスク内に任意のコンテナファイルを作成 → それをシステムにマウント※2 する... というかたちになっています。
1
仮想ドライブのサイズは、最低でも 400 MB にする必要がある。
2
ディスクとして認識させる処理のこと。
逆に、ディスクとしての認識を解除することを「アンマウント」と呼ぶ。
メモリやハードディスクの容量を持て余している人におすすめです。
その他、ハードディスクの健康状態(S.M.A.R.T.等)を読み取る機能も付いていたりします。
使い方は以下の通り。
RAM ディスクは、1 つしか作成できないので注意。
-
インストール時の設定
- デフォルトでは、ソフトウェア改善のためのプログラムに参加するようになっています。
(おそらく、ユーザーの操作内容の一部がベンダーに送信される)
これを回避したい場合は、インストール途中の 「Select Additional Tasks」という画面 で- Join in the Customer Experience Improved Program
- 「Select Personal Data Location」という画面
で、仮想ドライブの実体となるイメージファイルの保存先フォルダを設定できるようになっています※3。
3 これは、RAM ディスクイメージの保存先を設定する画面ではない。
(ハードディスクの空き領域から作る仮想ドライブの設定)
RAM ディスクのイメージは「Windows」フォルダ直下に保存され、保存先を変更することはできない。
ただし、イメージの保存先は仮想ドライブ作成時にも設定できるので、ここで設定しなくてもOK です。
-
RAM ディスクの作成
- 「vDiskUI.exe」を実行します。
- メイン画面 が表示されるので、「Tools and utilities」タブ を開きます。
- そのまま、画面左にある「Create ramdisk」というリンクをクリック。
- 「Create ramdisk」という画面
が表示されます。
ここで、作成するRAM ディスクの容量(「Ramdisk's size」)と、各種オプションを設定 → 右下の「Create ramdisk」ボタンをクリックします。
設定できるオプションには、- Save ramdisk's data
RAM ディスクの中身を、イメージファイルとして保存する(「C:\Windows\ramdisk.fvd」) - Set system temp path to ramdisk
作成するRAM ディスクを、システムのテンポラリフォルダとして使う - Set currently temp path to ramdisk
作成するRAM ディスクを、ユーザーのテンポラリフォルダとして使う - On a drive letter
RAM ディスクに割り当てるドライブレター
- Save ramdisk's data
- 「コンピュータ」画面内に、「Temp」という名前のドライブが一つ追加されます。
以降、この「Temp」ドライブを、普通のドライブと同じようにして扱えるようになります。 - 作成したRAM ディスクをアンマウントしたい時は、「Tools and utilities」タブ
の左側にある「Stop ramdisk」ボタンをクリックします。
(RAM ディスクを再度マウントさせる時は、「Start ramdisk」ボタンをクリックします) - 作成したRAM ディスクの設定内容を変更する時は、「Tools and utilities」タブ
で「Modiffy ramdisk」というリンクをクリックします。
設定内容を変更すると、RAM ディスクがフォーマットされるので注意してください。
-
ハードディスクの空き領域を元に、仮想ドライブを作成
- 画面左上の「Virtual disk」タブ を開きます。
- ツールバー上にある「Create」ボタンをクリック。
- 仮想ドライブの元となるイメージファイル※4 の
設定画面が表示されます。
4 仮想ドライブの実体となるファイル。
イメージファイルをシステムにマウントすると、仮想ドライブが現れる。
ここで、- Image file location - イメージファイルの保存先フォルダ&ファイル名
- Sector size - セクターサイズ (よくわからなければ、 そのままでOK)
- Disk size※5 - 作成する仮想ドライブのサイズ
- File size of split image - イメージファイルを、指定したサイズごとに分割する
- Format it - 作成した仮想ドライブをすぐに使えるように、フォーマットする
- Alloc all disk space - 空き容量分のスペースも確保する
5 仮想ドライブのサイズは、400 MB ~ 640 TB の間で指定する。 - すると、「Virtual disk」タブ
内に、新たな仮想ドライブが登録されます。
仮想ドライブを複数作成する時は、同様の手順で登録処理を行います。 - 作成した仮想ドライブを削除する時は、「Virtual disk」タブ
で目的の仮想ドライブを選択 → ツールバー上の「Remove」ボタンをクリックすればOK です。
(その後、仮想ドライブの実体となるイメージファイルを削除する) - 「Virtual disk」タブ を開き、マウントしたい仮想ドライブを選択します。
- ツールバー上の「Mount」ボタンをクリック。
- 「Mount image file」という画面 が表示されるので、「On a drive letter」欄で割り当て先のドライブレターを選択 → 必要であれば「Mount it read-only(読み取り専用にする)」にもチェックを入れて「Proceed」ボタンをクリックします。
- すると、「コンピュータ」画面内に、新たなドライブが一つ追加されます。
以後、このドライブを、普通のハードディスクと同じようにして扱えるようになります。 - マウントした仮想ドライブをアンマウントする時は、「Virtual disk」タブ
で目的のディスクを選択 → ツールバー上の「Unmount」ボタンをクリックします。
もしくは、タスクトレイアイコンを右クリック → 「Unmount image」からアンマウントしたいドライブを選択します。
(「Unmount all」を選択することで、すべての仮想ドライブをアンマウントさせることもできる)
仮想ドライブのマウント / アンマウント
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