サイズの大きいファイルでも、高速にコピーすることができる!「FastCopy」。
FastCopy
ファイルやフォルダを、高速にコピー / 移動 できるようにするソフト。
エクスプローラの右クリックメニュー等から、高速なファイルコピーを実行できるようにしてくれます。
指定した 2 つのフォルダを同期する機能や、指定したフォルダ内のファイルを高速消去する機能、フォルダ間の差分ファイルのみをコピー / 移動 する機能、処理するファイルを 名前 / 更新日時 / サイズ 等の条件でフィルタする機能、よく使う設定内容を “ ジョブ ” として保存する機能 などが付いています。
FastCopyは、ファイルやフォルダを高速にコピーできるようにするソフトです。
作業の際に大量のバッファ※1 を確保することで、コピー処理を通常よりも高速に行えるようにする... という超速なファイルコピーツールです。
1
データ転送の際に、確保するメモリ量のこと。
Windows 標準のコピーはバッファをあまり使わないので、サイズの大きなファイルや大量のファイルをコピー / 移動 しようとすると、無駄に時間がかかる。
コピー方法は、
- 全上書きコピー (通常のコピー)
- 差分ファイルのみコピー※2
- 同期 (ミラーリング)
- 移動
(指定したフォルダ内のファイル&フォルダを、全て強制的に削除する)
2 差分コピーとは、 “ 入力元にあって、出力先にないもの ” だけをコピーする処理のこと。
「FastCopy」には、3 種類の差分コピーが用意されている。
一つは、同名ファイルのコピーを行わないもの。
もう一つは、同名ファイルであっても、サイズ / 日付 が異なればコピーを行う というもの。
もう一つは、日付が新しければコピーを行う というもの。
ちなみに、処理の際に OS の キャッシュ を全く使わない仕様になっているため、他のプロセスの邪魔をせずにコピーを行うことが可能となっています。
(コピー中 / コピー後 に、他のプロセスが重くなりにくい)
サイズの大きいファイルや、大量のファイルをコピーしたい時などに便利。
基本的な使い方は以下の通りです。
使用バージョン : FastCopy 3.61
ポータブルインストール
- インストールの際に、画面左下の「展開のみ」ボタンを押すと、「FastCopy」を指定したフォルダ内に展開することができます。
入力元&出力先 の設定
- 「FastCopy.exe」を実行します。
- メイン画面が表示されます。
(処理するアイテムは、複数選択することもできる)
「Source」欄にファイルやフォルダのパスを直接入力したり、「Source」欄にファイルやフォルダを直接ドラッグ&ドロップしても OK です。 - 次に、下の「DestDir」ボタンをクリックし、ファイルやフォルダのコピー先フォルダを指定します※3。
3 「DestDir」欄で指定したパスの末尾に ¥ がある場合、「Source」フォルダそのものも含めて「DestDir」以下にコピーされる。
「DestDir」欄で指定したパスの末尾に ¥ がない場合、「Source」フォルダ以下の内容が「DestDir」以下にコピーされる。
(「Source」フォルダそのものは含まれない)
「DestDir」欄にコピー先のフォルダパスを直接入力したり、「DestDir」欄にコピー先のフォルダを直接ドラッグ&ドロップしても OK です。
実行する処理の内容を選択する
- 画面右上にある「差分(サイズ・日付)」というプルダウンメニューをクリックし、これから実行する処理の内容を選択します。
- 差分(上書きなし)
差分のみをコピーする(同名ファイルはコピーしない) - 差分(サイズ・日付)
差分のみをコピーする(同名ファイルがあった場合、サイズ / 日付 が違う場合のみ上書き) - 差分(最新日付)
差分のみをコピーする(同名ファイルがあった場合、日付が新しい場合のみ上書き) - コピー(全上書き)
全てを上書きしてコピーする - 同期(サイズ・日付)
同期する(同名ファイルがあった場合、サイズ / 日付 が違う場合のみ上書き) - 移動(全上書き)※4
移動する(同名ファイルがあった場合、全て上書きする) - 全削除
4 メニューバー上の「設定」から「一般設定」を開き、左メニュー内の「コピー・移動設定」から、この項目を「移動(日付・サイズ)」に変更することも可能。
(同名ファイルがあった場合は、サイズ / 日付 が違う場合のみ上書きする... という処理) - 差分(上書きなし)
フィルタの設定(必要な場合のみ)
- 処理対象とするファイルを、名前 / 日付 / サイズ 等の条件でフィルタすることもできます。
処理対象のファイルをフィルタリングする場合は、画面右下の「フィルタ」にチェックを入れます。 - 処理対象のファイルを名前でフィルタする場合、「Include」欄に処理対象とするファイルの名前を
ワイルドカード
で入力しておきます※5。
5 名前を複数指定する時は、それぞれの名前をセミコロンで区切る。
例) *.png;*.jpg;*.gif
逆に、処理から除外するファイルを指定する場合は、「Exclude」欄に、除外対象とするファイルの名前を(ワイルドカードで)入力しておきます※5。 - 処理対象のファイルを日付 / サイズ でフィルタする場合は、メニューバー上の「設定」から「拡張フィルタ表示」にチェックを入れます。
- すると、画面下部に拡張フィルタが表示されます。
6 日付は、 YYYYMMDD 形式で指定する(西暦月日)。
例) “ 2019年1月1日 ” を指定したい時 → 20190101
もしくは、-10D や -4W のような相対日付でもよい(D = 日 | W = 週 )。
処理対象とするファイルをサイズで指定する場合は、「MinSize」欄に処理対象とするファイルの最小サイズ※7 を、「MaxSize」欄に処理対象とするファイルの最大サイズを入力しておきます。
7 ファイルサイズの単位は、K / M / G / T で指定する。
例) “ 40キロバイト ” を指定したい時 → 40K
尚、「拡張フィルタ」は、常に表示させておくこともできたりします。
(メニューバー上の「設定」→「一般設定」) - 画面中段の「リストアップ」ボタンをクリックすると、処理対象のファイルをリストアップすることができます。
処理実行
- ここまでの設定内容は、 “ ジョブ ” として保存しておくこともできます。
設定内容を保存する場合は、メニューバー上の「ジョブ管理」から「ジョブ登録 / 更新 / 削除」を選択し、適当なジョブ名を付けて「登録・更新」ボタンをクリックします。 - 準備が整ったら、画面右下の「実行」ボタンをクリックすれば OK です※8。
8 「Ctrl」キーを押しながらクリックすると、コピー元のファイル / フォルダ とコピー先のフォルダが表示されたウインドウを、ポップアップで表示させることができる。
必要に応じて、ファイルの ACL / 副次ストリーム をコピーして処理したり、書き込みデータをベリファイしたりすることも可能です。
その他、メニューバー上の「設定」→「一般設定」を開き、左メニュー内の「シェル拡張」から、ファイルやフォルダの右クリックメニュー / 右ドラッグメニュー に、「FastCopy」の機能を追加できるようになっています。
右クリックメニュー
- コピー
選択中のファイル / フォルダ を「Source」欄に登録した状態で、「FastCopy」を起動させる - 削除
選択中のファイル / フォルダ を、「FastCopy」で高速消去する - 貼り付け
クリップボード内のファイル / フォルダ を、「FastCopy」で貼り付け
右ドラッグメニュー
- コピー
選択中のファイル / フォルダを、右ドラッグ先のフォルダ内に「FastCopy」でコピーする - 移動
選択中のファイル / フォルダを、右ドラッグ先のフォルダ内に「FastCopy」で移動させる
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