USB Image Tool

USB Image Tool の概要や使い方を紹介しています

USB Image Tool を紹介しているページです

USB デバイスを、丸ごと完全にバックアップ!「USB Image Tool」。

USB Image Tool
2.95 / 5153 票)
制作者 Alexander Beug
日本語化パッチ 制作者 Donkichirou
対応 7/8/10/11
バージョン 1.90
更新日時 2022-09-25
ファイルサイズ 822 KB

USB Image Tool

USB デバイスの内容を、イメージファイル として丸ごと完全にバックアップしてくれるソフト。
USB メモリ / iPod / オーディオプレイヤー / デジカメ... 等々の内容を、IMG / IMA / IMZ (ZIP 圧縮) / IMG.GZ (GZIP 圧縮) 形式のイメージファイルとして丸ごとバックアップできるようにしてくれます。
バックアップしたイメージファイルを、任意の USB デバイスに復元させる機能も付いています。

「USB Image Tool」は、USB デバイスの内容をフルバックアップしてくれるソフトです。
パソコンに接続された USB デバイスの内容を、ブートセクタも含めて “ 丸ごと完全に ” バックアップできるようにする... という USB 専門のイメージバックアップツールです※1
1 どんな USB デバイスでもバックアップできるらしいが、私のデジカメはバックアップを行えなかった。
(「USB Image Tool」が、デジカメを USB デバイスとして認識してくれなかった)
普通の USB メモリ、iPod classic でバックアップ → 復元 を試したところ、これはどちらも上手くいった。

USB デバイスは、IMG / IMA 形式のイメージファイルとして保存できるほか、

  • ZIP で圧縮された IMZ
  • GZIP で圧縮された IMG.GZ
として保存することも可能となっています※2
2 4GB を超える IMG.GZ を作成することはできない。
(設定により、無理やり作成することもできなくはないが)

尚、USB デバイスの内容を丸ごと完全にバックアップするため、作成されるイメージファイルのサイズは USB デバイスの総容量と同じサイズになります※3
(空き領域もコピーされる)
3 IMZ / IMG.GZ で保存した場合はこの限りでない。
(空き領域が多ければ、かなり縮む)
総容量 80GB、使用済み容量 4GB のiPod を IMZ で保存したら、2.9GB まで縮んだ。

例えば、“ 総容量 8GB、使っているのは 2GB ” という USB をバックアップした場合、出力されるイメージのファイルサイズは 8GB になる... ということです※3
また、イメージの復元を行うと、復元先となる USB デバイスの内容は、バックアップイメージの内容で全て上書きされます。
そのため、USB に元からあるデータが消去されるのはもちろん、USB の総容量もバックアップイメージと同じサイズに変わるので注意が必要です※4
4 たとえば、総容量 16GB の USB に、8GB のバックアップイメージを復元させたとすると、USB の総容量は 8GB になる... ということ。
残りの 8GB を使いたい場合は、「Partition Wizard」 「GParted」 等々のソフトで、パーティション編集を行う必要がある。

使い方は以下のとおりです。
このソフトを使用するには、「.NET Framework 4.7」 をインストールしている必要があります。

日本語化
  1. 「USB Image Tool」が起動中である場合は、一旦終了させておきます。
  2. Donkichirou さんのサイト で、日本語化パッチを入手します。
  3. 解凍 して出てきたパッチを実行し、差分を適用するフォルダとして「USB Image Tool.exe」のあるフォルダを選択 → 「OK」ボタンをクリックします。
    差分を適用するフォルダとして「USB Image Tool.exe」のあるフォルダを選択 → 「OK」ボタンをクリックする
  4. 少し待ち、「差分ファイルの適用が終了しました」というダイアログが表示されたら日本語化完了です。
    差分ファイルの適用が終了しました
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オプション設定(必要な場合のみ)
  1. バックアップしたい USB デバイスを、パソコンに接続させます。
  2. 「USB Image Tool.exe」を実行します。
  3. メイン画面が表示されます。
    USB Image Tool
    まず、画面上部の「オプション」タブを開き、下記のようなオプションの設定を行っておきます。
    (必要な場合のみ)
    「オプション」タブ
    • GZip イメージのサイズチェックを無視する
      IMG.GZ ファイルの上限サイズ(4GB )を無視する
    • デバイスモードではオーバーサイズのイメージを切り捨てる※5
      サイズの小さい USB に復元する時は、余ったイメージを切り捨てる
    • バックアップ中に MD5 チェックサムを作成する。(非圧縮イメージにのみ有効)
      バックアップ時に、MD5 チェックサムファイルも作成する
    • 操作後の完了メッセージを表示する
      バックアップ成功時 / 復元成功時 に、メッセージを表示する
    • 非リムーブルデバイスを表示する(USB ハードディスクドライブ)
    • 復元後残りの領域を初期化する(古いバックアップ GPT を上書きする)
    • バックアップ / 復元後の検証
    • バックアップイメージファイル名を示唆する
      作成するイメージのファイル名を、あらかじめ設定しておく。
      %n → デバイスナンバー、%x → デバイス名、%s → シリアルナンバー、
      %ds → 現在の日付、%ts → 現在の時刻
    5 サイズの大きい USB(バックアップイメージ)を、サイズの小さい USB に復元させる時に使う。
    バックアップを行う前 に、バックアップ元となる USB のパーティションサイズを、目的の USB より小さいサイズに設定しておく → その後バックアップを行う。
    (パーティションを小さくした後、余った領域にパーティションを作ってはいけないので注意)
    イメージの復元を行う時は、このオプションにチェックを入れてから復元処理を行う。
    パーティションを編集する時は、「MiniTool Partition Wizard Free Edition」などのツールを使うとよい。
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バックアップを実行する
  1. 画面左上にあるプルダウンメニューをクリックし、「デバイスモード」を選択します。
    画面左上のプルダウンメニューをクリックし、「デバイスモード」を選択する
    ブートセクタをコピーしない場合は「ボリュームモード」でも OK ですが、“ 丸ごと完全にバックアップ ” したい場合は「デバイスモード」を選択します。
  2. 画面左側に、現在接続中の USB デバイスが一覧表示されています。
    画面左側の欄で、バックアップしたいデバイスを選択する
    この中から、バックアップを行いたいデバイスを選択します※6
    6 冒頭で「デジカメが認識されなかった」と書いたが、ここにデジカメが表示されなかった。
  3. 画面右下の バックアップ ボタンをクリックします。
  4. 「名前を付けて保存」ダイアログが表示されます。
    名前を付けて保存
    ここで、作成されたイメージファイルの保存先フォルダ&ファイル名 を指定します。
    イメージを ZIP や GZIP で圧縮したい場合、画面下部にある「ファイルの種類」欄をクリックし、
    • 圧縮済み(zip)イメージファイル (*.imz)
    • 圧縮済み(gzip)イメージファイル (*.img.gz)
    のどちらかを選択します
    「ファイルの種類」欄をクリックすることで、ファイルの出力形式を選ぶこともできる
  5. バックアップが実行されるので、じっくりと待ちます。
    バックアップ実行中...
    バックアップ元のデバイスによっては、かなり時間がかかるので注意が必要です。
  6. しばらく待ち、「Backup complete」というダイアログが表示されたらバックアップ完了です。
    Backup complete
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バックアップしたイメージを復元する
  1. バックアップイメージの復元先とする USB デバイスを、パソコンに接続させます。
  2. 「USB Image Tool.exe」を実行します。
  3. 画面左側に、現在接続中のUSB デバイスが一覧表示されています。
    画面左側の欄で、イメージの復元先とするデバイスを選択する
    この中から、イメージの復元先とするデバイスを選択しておきます。
    (USB デバイス内にデータが存在する場合、それらは全て消えるので注意)
  4. バックアップイメージを、イメージファイルよりサイズの小さい USB デバイスに復元させる時は、画面右上の「オプション」タブを開き、「デバイスモードではオーバーサイズのイメージを切り捨てる」にチェックを入れておきます.
    (バックアップを行うに、USB デバイスのパーティション編集を行っている必要があります)
    「オプション」タブ
  5. 画面右下の 復元 ボタンをクリックします。
  6. 「ファイルを開く」ダイアログが表示されます。
    ファイルを開く
    ここで、復元するイメージファイルの選択を行い、「開く」ボタンをクリックします。
    IMG / IMA 以外のファイルを選択する時は、右下にある「ファイルの種類」欄をクリックして目的の拡張子を選択します。
    IMG / IMA 以外のファイルを選択する時は、「ファイルの種類」欄をクリックして目的の拡張子を選択する
  7. 「Do you want to restore image 'イメージファイルの名前' to '復元先のデバイス名"?」というダイアログが表示されるので、「はい」を選択します。
    Do you want to restore image 'イメージファイルの名前' to '復元先のデバイス名'?
  8. 復元処理が実行されます。
    復元中...
    バックアップ元のイメージによっては、かなり時間がかかるので注意が必要です。
  9. しばらく待ち、「Restore complete」というダイアログが表示されたら復元完了です。
    Restore complete
その他、作成したイメージファイルを、ショートカットとして登録しておけるようにする “ お気に入り ” 機能も付いています※7
お気に入り
7 復元を行う時に、イメージファイルを手早く選択できるようにする。
イメージを登録する時は、「お気に入り」タブを開き、画面下部の「追加」ボタンを押して目的のイメージファイルを選択する。
登録名は、「<click to edit...」という部分をゆっくり二回クリックすることで、変更することができる。
登録名を変更することもできる
お気に入りしたイメージを復元する時は、左側の欄で復元先のデバイスを選択 →「お気に入り」タブを開き、復元したいイメージファイルを選択して「復元」ボタンをクリックする。

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