Comodo Cleaning Essentials

Comodo Cleaning Essentials の概要や使い方を紹介しています

Comodo Cleaning Essentials を紹介しているページです

アンチウイルスと、プロセスマネージャーのツールセット!「Comodo Cleaning Essentials」。

Comodo Cleaning Essentials
制作者 Comodo Group, Inc.
対応 XP/Vista/7/8/10
公式
ミラー : 32 bit
ミラー : 64 bit

Comodo Cleaning Essentials

“ 非常駐型のアンチウイルス ” と、“ 高機能なプロセスマネージャー ” がセットになったセキュリティソフト。
指定した領域をウイルスチェックする機能をはじめ、実行中のプロセスをツリー形式で一覧表示する機能、プロセスの安全性を診断する機能、指定したプロセスを強制終了 / 再起動 / 一時停止 させたりする機能、通信中のプロセスをツリー表示する機能、ファイルのデジタル署名をベリファイする機能、不要な BHO を削除する機能、CPU の使用率履歴をタスクトレイアイコンとして表示する機能... 等々が付いています。

「Comodo Cleaning Essentials」は、ポータブルなアンチウイルス&プロセスマネージャー です。

  • 非常駐監視型のアンチウイルス
  • 高機能なプロセスマネージャー
が一つになったツールセットで、他のアンチウイルス / アンチスパイウェア 等と競合することなく使うことができるというポータブルなセキュリティソフトです。
ポータブルなセキュリティソフトと言うと、なんとなく簡易的なものをイメージしがちですが、この「Comodo Cleaning Essentials」には
  • 定義ファイルの自動アップデート機能 (ウイルススキャン時)
  • 感染ファイルの隔離機能 (隔離するアイテムを、手動で選択できる)
  • 隔離アイテムの管理機能 (復元 / 削除)
  • 実行プロセスの安全性チェック機能
  • タスクマネージャーを、かなり強化したような感じの プロセスマネージャー※1
等々が搭載されているため、結構本格的に使うことができると思います。
1 タスクマネージャーと置き換えて使うこともできる。
アンチウイルスは「Comodo Antivirus」を簡素化したようなものですが、プロセスマネージャーは意外と強力なので、既に「Comodo Antivirus」や「Comodo Internet Security」をインストールしている人にもおすすめです※2
2 プロセスマネージャーは、タスクトレイ上で CPU の使用率履歴メーター のようにして使うこともできる.

使い方は以下のとおりです。

    ウイルススキャン編
  1. 「CCE.exe」を実行します。
  2. メイン画面が表示されます。
    パソコンの内部を完全にスキャンしたい場合は、「Full scan」を選択します。
    (「Full scan」は、スキャンの前に OS の再起動が必要になります)
    スキャン領域を詳細に設定したい場合は、「Custom scan」を選択※3
    3 「Custom scan」の際には、ウイルス定義が自動でアップデートされない?模様。
    そのため、最初に「Smart Scan」をクリックし、ウイルス定義のアップデートだけ行っておくと良い。
    アップデート(「Updating virus signature database」)が終わったら、「Exit」ボタンを押してスキャンを終了させる → 再度「CCE.exe」を実行し、「Custom scan」を選択する。
  3. 「Full scan」を選択した場合、アップデートの終了後に Windows の再起動を促すメッセージ が表示されます。
    ここで右下の「Reboot」ボタンを押すか、そのまま 30 秒待っていると※4、Windows が自動で再起動して (起動時に) ウイルススキャンが開始されます。
    4 「Full scan」をやっぱり中断させたい時は、この 30 秒以内に「Exit」ボタンを押す。
    「Custom scan」を選択した場合、続いて 「Custom Scan Options」という画面 が表示されるので、適宜スキャンオプション&スキャン対象とする領域 を設定しておきます。
    指定可能なスキャンオプションには、次のようなものがあります。
    • Memory
      メモリ内のデータをスキャンする
    • Critical areas and boot sector
      重要な領域(システムフォルダ)&ブートセクター をスキャンする
    • Hidden registry objects and services
      レジストリ内の隠しオブジェクト&サービス をスキャンする
    • Hidden files and folders
      選択したドライブ内の隠しファイル&隠しフォルダ をスキャンする
    • Don't scan for viruses
      ウイルススキャンは行わない
      ※5
    5 OS 設定のチェック / 隠しオブジェクトのチェック のみを行う。
    スキャンオプションを設定したら、右側にあるドライブツリーを使い、スキャン対象とするドライブにチェックを入れておきます※6
    6 「Add Files」「Add Folder」ボタンをクリックし、ファイルやフォルダを登録してもOK。
    全ての設定が終わったら、右下の「Scan」ボタンをクリックしてスキャンを開始させます。
  4. そのまましばらく待ちます。
  5. 少し待ち、スキャンウインドウの上部に「Scan Finished」と表示されたらスキャン完了。
    ここで「Threats Found」が 0 であった場合、怪しいアイテムは特に検出されなかった ということになります。
    (これにて操作終了です)
    もし何らかのものが検出されていた場合は、右下の「Next」ボタンをクリックします。
    尚、スキャン前に定義ファイルのアップデートが行われた場合、「Comodo Cleaning Essentials」を終了させる時に 「データベースを削除しますか?」というダイアログ が表示されます。
    ダウンロードした定義ファイルを削除したい場合は「Yes」を選択し、特に削除を行わない場合は「No」ボタンをクリックします※7
    7 「Remember my choice」にチェックを入れてから「Yes」「No」ボタンを押すと、次回からこのダイアログが表示されなくなる。
  6. 「Next」ボタンを押した場合、検出されたアイテムがリスト表示されます
    ここで、隔離したいアイテムの「Operations」欄が「Clean」になっているのを確認し、画面下部の「Apply」ボタンをクリックすれば操作完了です。
    (その後「Exit」ボタンを押す)
    検出は誤検出である可能性もあるため、実際には隔離する前に
    • ファイル名 ウイルス
    • ファイル名 誤検出
    などのキーワードでWeb 検索を行い、検出されたファイルが本当にウイルスであるのかどうか調べておくとよいでしょう。
    検出されたアイテムが誤検出であった場合は、該当アイテムの「Operations」欄をクリックして「Ignore」にしておきます。
  7. 「Quarantine」を選択した場合、OS の再起動を促すダイアログ が表示されます。
    ファイルによっては、一度OS を再起動させないと隔離できないものもあるので、必要に応じて「Yes」ボタンをクリックし、Windows を再起動させておきます。
    (「Yes」を選択した場合、次回Windows 起動時に 自動で隔離が行われます
    再起動を行いたくない場合、「No」を選択し、タスクトレイ上の「Comodo Cleaning Essentials」を右クリック →「Exit」を選択します。
    (この場合、検出されたファイルは隔離されません...)
    隔離したアイテムの管理 編
  1. 「CCE.exe」を実行します。
  2. メイン画面が表示されます。
    右上の「Tools」というリンクをクリックし、「Quarantined Item」を選択。
  3. すると、隔離されているアイテムがリスト表示されます
    隔離室から出したい ( = 調べたら、安全なファイルであった) アイテムがある場合、該当のものを選択 → 画面右側にある「Restore」ボタンをクリックします。
    削除してしまいたい ( = 調べたら、ウイルスであった) アイテムがある場合、該当のアイテムを選択 → 画面右側にある「Delete」ボタンをクリックします。
    隔離室内のアイテムを全消去したい時は、「Clear All」ボタンをクリックします。
    プロセス管理編 - KillSwitch
  1. 「CCE.exe」を実行します。
    (直接「KillSwitch.exe」を実行させてもOK )
  2. メイン画面が表示されるので、右上の「Tools」というリンクをクリック →「Open KillSwitch」を選択します。
  3. すると、「COMODO KillSwitch」という画面 が表示されます。
    これは、セキュアなタスクマネージャーのようなもので、
    • 不審なプロセスを探す&停止 させる
    • インターネットと接続中のプロセスを確認
    • CPU やメモリのパフォーマンスを確認
    したい時などに役立ちます。
    (タスクマネージャーと置き換えて使うこともできます)
    以下に、この「KillSwitch」の概要を簡単に紹介します。
  4. 「KillSwitch」を実行すると、現在実行中のプロセスがツリー形式で表示されます。
    プロセスは、
    • Name - 名前
    • PID - プロセスID
    • Rating - 安全性( あくまでも、COMODO が評価したもの)
    • Signer - デジタル署名者
    • CPU - CPU 使用率
    • Working Set - 使用メモリ量
    • User Name - 実行ユーザー名
    • Description - 説明
    といった情報ごとにカラム分けして表示されます※8
    (各カラムをクリックすることで、プロセスをソートすることもできる)
    8 カラム上で右クリック →「Select Columns」を選択することで、カラム上に表示させる情報を変更することもできる。
    加えて、各プロセス上で右クリックすることにより、
    • Set Affinity - CPU 割り当ての変更
    • Set Priority - 優先度の変更
    • Kill Process - 終了
    • Kill Process Tree - プロセスツリーごと終了
    • Force Terminate - 強制終了
    • Delete - 削除※9
    • Restart - 再起動
    • Suspend(Resume ) - 一時停止(再開)
    • Debug - デバッグ
    • Create Dump - ダンプファイルの作成
    • Properties - 詳細プロパティ を表示
    • Jump to Folder - 格納フォルダを表示
    • Search Online - プロセス名を、google.com でWeb 検索にかける
    といった操作を行えるようになっています
    9 削除を行うと、OS の再起動を促すダイアログ が表示される。
    すぐに再起動を行う場合は「はい」を選択し、後で再起動を行う場合は「いいえ」を選択する。

    メニューバー上の「View」から「Hide Safe Processes」にチェックを入れることで、 “ 安全 ” と認識されているプロセスを非表示にすることもできたりします。
  5. ちなみに、画面下部にある「Applications」バーをクリックすると、現在起動中のアプリケーションを リスト表示させることができ、「Services」バーをクリックすると、インストールされているサービスを リスト表示させられるようになっています
    やはり、表示されたアイテム上で右クリックすると、各種コマンドを実行することができます。
      Applications バー
    • Switch to - 手前に表示
    • Restore - ウインドウサイズを元に戻す
    • Minimize - 最小化
    • Maximize - 最大化
    • Close - 終了
    • Go to Process - プロセスをハイライトする
      Services バー
    • Go to Process - プロセスをハイライトする
    • Start - 開始
    • Stop - 停止
    • Delete - 削除
    • Start Type - スタートアップの種類
    • Copy - 情報をコピー
  6. 画面左上の「Network」タブを開くと、外部と通信中のプロセスをツリー表示させることができます
    ここでは、通信アイテムを右クリックすることで
    • Go to Process - プロセスをハイライトする
    • Close - 通信を切断
    • Copy - 情報をコピー
    といった操作を行えるようになっています。
    (「Close」は実行できない場合もある)
    通常、通信元 / 通信先 のアドレスは、ホスト名に変換して表示されるようになっていますが、メニューバー上の「Options」→「Resolve Network Adress」のチェックを外すと、生のアドレスを確認できるようになります。
  7. その他、下記のような機能も付いています。
    • 「KillSwitch」を、タスクマネージャーと置き換える
      「Options」→「Replace Task Manager」
    • 最小化時に、タスクボタンを表示しない
      「Options」→「Hide When Minimized」
    • CPU の使用率履歴を、タスクトレイアイコンとして表示
      「Options」→「CPU History in Tray Icon」
    • データの I/O 履歴を、タスクトレイアイコンとして表示
      「Options」→「I/O History in Tray Icon」
    • ファイルのデジタル署名を確認
      「Tools」→「Verify File Signature」
    • パフォーマンスの確認( CPU 使用率、データの I/O 量、メモリ使用量、ネットワーク転送量 )
      「View」→「System Infomation」
    • プロセスのリストを、CSV ファイルに書き出す
      「KillSwitch」→「Save」
    • Windows のシャットダウン
      「KillSwitch」→「Shutdown」

定番のウイルス対策ソフト

 アバスト 無料アンチウイルス

豊富な機能を備えた常駐監視型のアンチウイルス

 AVG AntiVirus

常駐監視型のウイルス&スパイウェア対策ソフト

 Avira Free Antivirus

常駐監視型のシンプルなアンチウイルス

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