懐かしいゲームの BGM 風な楽曲を作成することができる!「PixiTracker」。
PixiTracker
レトロゲーム風な音源を使えるステップシーケンサー。
マス目状に分割された画面に音符を入力していくことにより、楽曲制作を行うことができる... というお手軽作曲ツールです.
入力する音のベロシティを調整する機能や、作成する曲のBPM(速さ)を設定する機能、作成した楽曲をWAVE 形式の音声ファイルとして出力する機能 等々が付いています。
「PixiTracker」は、古いゲームのBGM 風な音楽を作れるステップシーケンサーです。
マス目状の画面に音をポチポチ入力していくタイプのパターンシーケンサーで、古いゲームを想起させるチープな音源を使えるところが最大の特徴。
音色は全部で 16 種類用意されていて、オクターブ / ベロシティ / 音階 を自在に設定しながら音入力を行えるようになっています。
作業画面内のマス目の数は最大で縦横 12 x 64 に分割することができ※2、またBPM(曲の速さ)も 1 ~ 256 の間で自由に調整することができるので、結構細かいニュアンスの曲を作れたりもします。
2
縦軸は、トラック数(楽器パートの数のようなもの)で、最低は 1。
(縦軸は音階ではないので注意)
横軸は時間を表し、ステップ(マス目)上の白いライン ~ 白いライン 4 つ分が 1 小節。
( 16 ステップなら、1 画面内に 1 小節分表示され、64 ステップなら、1 画面内に 4 小節分表示される)
1 マスの入力単位は 16 分音符。
特に音楽の知識がなくても使うことができ、あたかもパズルを楽しむような感じで曲を作っていくことができる?と思います。
作成した曲(1 bit 版)
使い方は以下のとおり。
「PixiTracker」には、16 bit 版と 1 bit 版のものがあります。
より古くチープな音源を使いたい時は、1 bit 版を使います。
(使い方はどちらも一緒)
- 「START_WINDOWS.exe」を実行します。
- メイン画面が表示されます。 そのまま、画面下部にある ボタンをクリックします。
- メニューが表示されます。 ここで「Set BPM」を選択します。
- BPM 設定画面が表示されます。
ここでマウスを左右にドラッグし、適当な速さを指定しておけば OK。
( BMP とは、一分間に打つ拍の数のことで、脈拍を考えるとイメージしやすいかもしれません...)
元の画面に戻る時は、画面左端にある をクリックします。
- 画面右下にある「Volume : ○」というスライダーが、音量調整ツールとなっています。
この部分を左右にドラッグすることにより、音量の調整を行うことができます。 - 画面最上部にある鍵盤は、音階選択ツールです。
オクターブ&ベロシティに関しては、右上の をクリックすることで設定できるようになります※3。 3 オクターブは、「Octave : ○」欄のスライダーを左右にドラッグして調整する。
ベロシティは、「Velocity : ○ 」欄のスライダーを左右にドラッグして調整する。
音を入力する時は、ここでオクターブ / ベロシティ を指定し、その後音階を選択してから入力を行うこととなります。 - その下に並んでいるキャラクターアイコンのようなものは、音色選択ツールです。
画面下部の ボタンをクリックすることで、選択している音色の波形を確認することもできたりします。 - キャラクターアイコンの下にあるマス目は、パターン入力画面になります。
ここに音を入力していくことで、パターンができあがってきます。
縦軸がトラック( 1 トラック 1 行)、横軸が時間 という見方で、1 つのマス目は 16 分音符分の長さを表しています。
(白い縦ライン 4 つ分が 1 つの小節) - スコアの下にあるボタンは、それぞれ次のような意味のツールになっています。
- - 音入力ツール
音入力モードに切り替える時は、このツールをクリックします。 - - 音確認ツール
入力済みノートの音 / オクターブ / ベロシティ を確認したい時は、このツールを使います。 - - 範囲選択ツール
複数のノートを一括編集したい時は、このツールを使います。 - Cut - 切り取りツール
範囲選択したノートを、カットします。 - Copy - コピーツール
範囲選択したノートを、クリップボードにコピーします。 - Paste - 貼り付けツール
カット / コピー したノートを、範囲選択した部分に貼り付けます。 - Undo - アンドゥ
直前に実行した処理内容を元に戻します。 - - 拡大鏡
スコアを拡大します。
- - 音入力ツール
- デフォルトのページ (打ち込み画面) がいっぱいになったら、新しいページを作成します。
ページを追加する時は、画面左下の「INS」ボタンをクリックします。 - 右下のフィルムのような部分(プレイリスト) に、1 というコマが追加されたと思います。
-
2 ページ目に、パターン1 を演奏する
このようにして「INS」ボタンを押すことにより、ページをどんどん追加していくことができるのです。
ページの移動を行う時は、フィルムの部分にマウスカーソルを合わせて、そのまま移動先ページの逆方向に向かってマウスをドラッグさせればOK です。
(Google マップのように、掴んでひっぱる感じ)
光っている数字のコマが、現在アクティブなページを表しています。 - 画面左下の「DEL」ボタンを押すことにより、現在表示中のページを削除することもできます。
- デフォルトの画面で作成したパターンは、「パターン1」として設定されます。
(右下のフィルムのような部分には、「1」という数字しかないと思います)
新たなパターンを作成したい時は、画面左下にある ボタンをクリックします。 - 空のパターンが作成されます。
(画面右下のアクティブページ上の数値が、1 から 2 に変わった と思います)
このようにして、複数のパターンを作成していくことができます。
パターン 1 の編集画面に戻りたい時は、画面左下の ボタンをクリックします。
(パターン 2 ~ の編集画面に移動したい時は、 ボタンを押す) - 作成済みのページにパターンを割り当てる時は、パターン割り当て先のページに移動し、それから
ボタンを使い、現在のページに割り当てるパターンを選択すればOK です。
このようにして、全てのページに異なるパターンを割り当てることもできますし、同じパターンを別のページに割り当てることもできるのです。
- これまで入力してきた音は、画面左下の
ボタンを押すことで再生してみることができます。
ボタンは現在のページから全てのページをエンドレスで再生し、 ボタンは、現在のページのみをループ再生します。 - 尚、
ボタンを押すことで、ゲーム風なアニメーションを見ながら再生を行うこともできたりします。
(元の画面に戻る時は、画面内のどこかをクリックすればよい)
- 曲の保存を行う時は、画面下部の ボタンをクリックします。
- メニューが表示されます。
ここで、「Save Song As」ボタンをクリックします。
(ファイルをWAVE ファイルとして保存する時は、「Export to WAV」を選択) - ファイル保存画面が表示されます。
ここの「Name」欄に、保存するファイルの名前を入力します※4。
4 既に保存済みの曲がある場合は、そのファイルに上書き保存してもよい。
(「Overwrite?(上書きしますか?)」 という画面が表示されるので、「Yes」を選択する)
ちなみに、「PixiTracker」ファイルの拡張子は .piximod ですが、拡張子は自動入力されるので気にしなくてもOK です。 - デフォルトでは、保存先のフォルダが「PixiTracker」のインストールフォルダになっています。
保存先フォルダを変更したい時は、画面上部の
(一番左の .. は、「一つ上のフォルダへ移動」の意味)
あまり見やすい感じではないので、とりあえずはデフォルトの保存先に保存しておき、その後必要であれば移動させたりするとよいでしょう。 - 最後に、左下の「OK」ボタンをクリックすれば保存完了です。
- 保存した曲を読み込む時は、画面下部の ボタンをクリック →「Load Song」ボタンをクリックし、目的のファイル名をダブルクリックすればOK です。
- 画面下部の ボタンをクリックします。
- メニュー画面が表示されます。 ここで、一番上の「New Song」ボタンをクリック。
- 「Select format of new song」という画面が表示されます。
ここで、作成する曲の
- Steps- - ステップ値(横軸のマス目の数)
- Tracks - トラック数(縦軸のマス目の数)
(デフォルトは、16 ステップの 8 トラック) - すると、メイン画面が表示されます。
あとの操作方法は、上に書いた通りです。
定番の作曲ソフト
高機能かつ使いやすい作曲&楽譜作成ソフト
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