Movica

Movica の概要や使い方を紹介しています

Movica を紹介しているページです

WMV、MPEG(MPEG1 / 2)、FLV、RM に対応した動画編集ソフト「Movica」。

Movica
制作者 Rajat Bhargav
対応 NT/2000/XP/Vista/7
バージョン Beta 6.6
更新日時 2008-06-13
ファイルサイズ 1.4 MB
公式
ミラー

Movica

WMV / ASF / MPG(MPEG1 / MPEG2)/ FLV / RM に対応した動画編集ソフト。
指定した場面の切り出し / 切り捨て、複数ファイルの連結、ファイルの分割 といった機能が付いています。
保存時に再圧縮を行わないタイプのソフトで、ファイルの無劣化編集が可能となっています。
WMA / MP3 といったオーディオファイルの編集にも対応していたりします。

「Movica」は、WMV / ASF / MPG(MPEG1 / MPEG2)/ FLV / RM に特化した動画編集ソフトです。

といったツールの フロントエンド で、動画から不要な場面を切り捨てたり、複数のファイルを一つに連結したり、一つのファイルを複数に分割したりする機能を持っています※1
1 FLV を扱う場合、「FLV Splitter」 と 「ffdshow」 が必要。
ただし、最新の「FLV Splitter」を使う場合、レジストリの書き換えが必要になる
(レジストリの編集を行いたくない場合は、「FLV Splitter 1.0.0.5」 をインストールする)
Real Media ファイルを扱う場合は、先述の「RealProducer Basic」と 「RealMedia Splitter」、そして 「Real Alternative」 のインストールが必要になる。

最大の特徴は、編集したファイルを再エンコードすることなく、そのままのフォーマットで出力できるところ。
そのため、品質劣化が発生しない&高速な処理 が可能となっています。
海外のソフトですが、日本語インターフェイスで使用することができます※2
2 メインウインドウで「Advanced」タブを開き、下部の「Language」欄で「Japanese」を選択する。

基本的な使い方は以下の通り※3
3 ファイル名に日本語が含まれているものは、正常に処理できない場合がある。
日本語ファイル名のものは、面倒でも半角英数の名前にリネームしておいた方が確実。

    動画をカット、またはトリミング
  1. 「Movica.exe」を実行します。
    ( OS が Vista / 7 の場合、管理者として実行する必要があるかも?)
    Movica
  2. メニューバー上の「ファイル」→「メディアファイルを開く」から、編集したいファイルを選択※4
    4 FLV を読み込んだ場合、
    「再生しようとしているファイルの拡張子 (.flv) がファイル形式と一致しません。」
    「ファイルが見つかりません。ライブラリ内にある項目を再生、書き込み、または ~」
    ファイルが見つかりません。ライブラリ内にある項目を再生、書き込み、または ~
    「この動画のキーフレームに関する情報がないため、編集を行えません。修復を ~ 」
    等のダイアログが表示されるが、そのまま「はい」や「OK」をクリックしてOK。
    (その後、プレイヤー左下の 再生 ボタンを押すことで、ファイルが普通に読み込まれる)
  3. 読み込んだ動画が自動的に再生されるので、下部の再生コントロール上にある 一時停止 ボタンをクリックします。
  4. シークバーや、再生 / 一時停止 / 早送り / 巻き戻し ボタンなどを使い、カットしたい場面の先頭位置を探します。
    (シークバー内の □ が見えなくなってしまった場合、 再生 ボタンを押すと再表示されます)
    先頭位置を決定したら、画面下部の ← ボタンをクリックします。
  5. 同様に、カットしたい場面の末尾を探し、 → ボタンをクリック。
  6. カットする場面の先頭位置&末尾 を決めると、画面右側にある「動画の切り出しリスト」欄に、(カットするシーンの)始点と末尾の再生時間が登録されます※5
    5 このリスト上で任意のシーンを選択すると、画面下部にもう一つのシークバーが表示される。
    このシークバーの両端にある ← → ボタンをクリックすることで、始点 / 末尾 をさらに微調整することができる。
    (シークバーの左にある ← → ボタンで始点を、右にある ← → ボタンで末尾を調整する)
  7. カットしたい場面が他にもある場合は、同じようにして範囲選択を行っていきます※6
    6 「カットする場面」として指定したシーンは、最終的に全て結合して出力される。
    (それぞれを、個別に切り出すことも可能)
    逆に、「カットする場面」として指定したシーンを、動画内から一括削除することもできる。

    ちなみに、切り出しリスト上で任意のもの右クリック →「削除」を選択すると、該当の範囲設定を破棄することもできたりします。
  8. カットしたい場面を指定し終えたら、「動画の切り出しリスト」欄内にある 再生 ボタンをクリックし、切り出す部分をプレビュー再生してみます※7
    7 「切り出しリスト」に登録した場面を動画から削除する場合は、再生 ボタンをクリック。
    (切り出す場面「以外」を再生することができる)
  9. 納得いく仕上がりになっていたら、メニューバー上の「ファイル」から「切り出し範囲を連結保存」、あるいは「切り出し範囲以外を保存」を選択し、編集したファイルの出力先フォルダ&ファイル名 を指定します※8
    8 範囲選択した場面を結合して抜き出す場合は「切り出し範囲を連結保存」を選択し、範囲選択した場面をまとめて削除する場合は「切り出し範囲以外を保存」を選択する。
    範囲選択した場面を個別に保存したい場合、「ファイル」→「選択ファイルを個別に保存する」を選択し、ファイルの出力先フォルダ&ファイル名 を指定します。
    (指定したファイル名 + 連番 で出力される)
  10. 自動的に、画面が「ログウインドウ」に切り替わります。
    ツールバー上のフォームに、青文字で「成功!」表示されたら作業完了です。
    複数の動画を、一つに結合
  1. メイン画面上部にある「動画の結合」タブをクリックします。
    「動画の結合」タブ
  2. ツールバー上にある 結合する動画を追加する ボタンをクリックし、結合したいファイルを読み込みます※9
    複数選択可
    9 連番のファイルは、関連するものが自動で読み込まれるようになっている。
    この機能をOFF にしたい場合は、右上の「パーツを自動検出する」のチェックを外しておく。
  3. 結合する分だけ、ファイルを読み込んでいきます。
    ファイルを間違えて追加してしまった場合は、リスト上で該当のものを選択 → ツールバー上の リストから削除する ボタンをクリックします。
  4. ファイルの結合順を調整したい場合は、目的とするファイルを選択 → ツールバー上の ↑ ↓ ボタンをクリックし、順番を入れ替えます。
  5. あとは、ツールバー上の 保存 をクリックし、結合したファイルの出力先フォルダ&ファイル名 を指定すればOK。
尚、結合する動画は、音声ビットレートや圧縮設定がそれぞれ一致している必要があります。
(シリーズものの動画を、一つに連結したい時などに使う)
また、結合できたようでも、実際には結合できていないケースもあるので注意。

    動画を分割
  1. メニューバー上の「ファイル」→「メディアファイルを開く」から、分割したいファイルを選択します。
  2. 読み込んだ動画が再生されるので、停止ボタンを押して再生を止めます。
  3. 画面上部にある「動画の分割」タブをクリック。
    「動画の分割」タブ
  4. 分割方法を、以下の 3 つの中から選択します。
    • 再生時間※10 を指定して分割
      指定した再生時間で、ファイルを分割します。
    • 分割ファイル数
      ファイルを、指定した数に分割します。
    • ファイルサイズ※10 を指定して分割
      ファイルを、指定したサイズごとに分割します。
    10 あくまでも、目安。
  5. 「分割ファイルの名前」欄で、出力するファイルの名前を指定します※11
    11 ここで指定したファイル名に、「-1」「-2」等の分割数が追加される。
    例)「test_part-1.wmv」
  6. 最後に、「動画を分割する」ボタンをクリックすればOK。

    「RealMedia Splitter」のインストール方法
  1. まず、「RealMedia Splitter」 をダウンロードします。
  2. ダウンロードしたファイルを 解凍 し、出てきた「RealMediaSplitter.ax」をシステムフォルダ内にコピー※12
    12 NT / 2000 →「C:¥Winnt¥System32」 | XP / Vista / 7 →「C:¥WINDOWS¥system32」
  3. “「Win」+「R」” を押し、「ファイル名を指定して実行」を呼び出します。
  4. 「regsvr32 RealMediaSplitter.ax」と入力して「OK」ボタンを押します※13
    13 OS がVista / 7 の場合、これ をダウンロードし、管理者として実行して下さい。
  5. 「RealMediaSplitter.ax の DllRegisterServer は成功しました。」というダイアログが表示されればインストール完了。
  6. 「RealMedia Splitter」をアンインストールする時は、「ファイル名を指定して実行」に
    「regsvr32 -u RealMediaSplitter.ax」と入力して「OK」ボタンを押します※14
    14 OS がVista / 7 の場合、これ をダウンロードし、管理者として実行して下さい。
    その後、システムフォルダ内の「RealMediaSplitter.ax」を削除すればOK。

    最新の「FLV Splitter」を「Movica」に認識させる方法
  1. 「Movica」は、最新の「FLV Splitter」を認識してくれません。
    しかし、わざわざ古いバージョンの「FLV Splitter」は使いたくない という場合もあると思います。
    そこで、最新の「FLV Splitter」を「Movica」に認識させる方法を以下に紹介します。
  2. 最新の「FLV Splitter」をインストールします。
  3. InstalledCodec」 をダウンロード&解凍します。
  4. 「InstalledCodec.exe」を実行します。
  5. インストール済みのDirectShow Filter がリスト表示されます。
    この中から「MPC - FLV Splitter (Gabest) 」を探し、右クリック →「Open In RegEdit」を選択。
    「MPC - FLV Splitter (Gabest) 」を右クリック →「Open In RegEdit」を選択する
  6. レジストリエディタで、「MPC - FLV Splitter (Gabest) 」の場所が表示されます。
    そのまま、右ペイン上にある「FriendlyName」をダブルクリック。
    右ペイン上にある「FriendlyName」をダブルクリックする
  7. 「文字列の編集」という画面が表示されます。
    ここで、「値のデータ」を「FLV Splitter」に書き換えます。
    「値のデータ」を「FLV Splitter」に書き換える
  8. 「InstalledCodec」の画面に戻ります。
    リスト上で「MPC - FLV Source (Gabest) 」を右クリック →「Open In RegEdit」を選択します。
    「MPC - FLV Source (Gabest) 」を右クリック →「Open In RegEdit」を選択する
  9. レジストリエディタで、「MPC - FLV Source (Gabest) 」の場所が表示されます。
    そのまま、右ペイン上にある「FriendlyName」をダブルクリック。
    右ペイン上にある「FriendlyName」をダブルクリックする
  10. 「文字列の編集」という画面が表示されます。
    ここで、「値のデータ」を「FLV Source」に書き換えます。
    「値のデータ」を「FLV Source」に書き換える
  11. これで準備完了です。
    「InstalledCodec」を終了させます。
  12. 次回起動時から、「Movica」でFLV を扱えるようになっています。

このソフトを利用するには、「.NET Framework 2.0」 をインストールしている必要があります。
Movica TOPへ
別館

最近は Chrome 拡張機能や Firefox アドオンの紹介が多め...

スポンサード リンク

Movica を紹介しているページです