各種アプリ上で選択したテキストを、簡単な操作で翻訳したり読み上げたりできるようにする!「Crow Translate」。
Crow Translate
各種アプリ上で選択したテキストを、ホットキー等で翻訳したり読み上げたりできるようにするソフト。
何らかのアプリ上で選択したテキストを、ホットキー、または簡単なコピー&ペースト操作で、翻訳したり読み上げたりできるようにしてくれます。
翻訳結果のテキストをワンクリックでコピーする機能や、読み上げの際に “ 翻訳済みテキスト ” の方を読み上げる機能、選択した領域内にある文字列を OCR で読み取る機能 等が付いています。
「Crow Translate」は、幅広い環境で使うことができる翻訳&テキスト読み上げツールです。
何らかのアプリ上で選択したテキストを、ホットキーやコピー&ペースト操作で翻訳&読み上げできるようにするソフトで、基本的にどのようなアプリ上のテキストでも翻訳&読み上げられるところが最大の特徴。
ウェブページ上で選択したテキストはもちろん、メールソフトやオフィスツール、あるいは PDF ビューアやテキストエディタで選択したテキストでも何でも翻訳&読み上げることができるため、環境を問わず使うことができると思います。
また、翻訳&音声合成エンジン は Google / Bing / Yandex のものを使用することができるので、基本的に言語を問わず翻訳・読み上げ を実行することが可能となっています。
(音声合成エンジンは、Google のみ?)
普段、外国語のウェブサイトを見たりする機会が多い人におすすめです。
尚、Windows 版の他に Linux 版も用意されています。
使い方は以下の通り。
このソフトを使用するには、「Visual Studio 2019 用 Microsoft Visual C++ 再頒布可能パッケージ」をインストールしている必要があります。
- 「crow.exe」を実行します。
- タスクトレイ上に、アイコンが表示されます。
- 何らかのアプリ上で、翻訳したいテキスト、または読み上げたいテキストをコピーします。
- タスクトレイアイコンをクリックし、メイン画面を表示させます。
(ホットキー “ Ctrl + Alt + C キー ” を押しても同じ) - クリップボードにコピーしたテキストを、左側のフォームに貼り付けます。
- すると、貼り付けたテキストが自動で翻訳され、翻訳結果が右側のフォームに表示されます。
あとは、翻訳結果のテキストをコピーすれば OK です※1。
1 画面右下の ボタンを押すことで、翻訳結果のテキストを一発でコピーすることもできる。
(ホットキー “ Ctrl + Shift + C キー ” を押しても同じ)
テキストの読み上げを行いたい時は、左下のフォーム、あるいは右下のフォームの下部にある ボタンをクリックします※2。
2 ホットキー “ Ctrl + S ” で左側のフォームに貼り付けたテキストを、“ Ctrl + Shift + S ” で翻訳結果のテキストを読み上げることもできる。
(停止のホットキーも同じ)
この時、右下のフォームの下部にある をクリックすることにより、翻訳エンジンを Bing や Yandex に変更することもできたりします。 - 貼り付けたテキストを日本語以外の言語に翻訳したい時は、画面右上にある ボタンをクリック →「Add language」という画面が表示されるので、翻訳先の言語を選択して ボタンをクリックします。
(右側の「Current languages」欄に送る)
(日本語で翻訳したい時は、「Auto」を選択する) - その他、画面中央の上部にある ボタンをクリックすることで、すべてのテキストをクリアすることも可能となっています。
加えて、画面右下にある ボタンをクリックして設定画面を呼び出し、左メニュー内の「Interface」を開くことで、メイン画面上のフォントを変更することもできたりします。
- 何らかのアプリ上で、翻訳したいテキスト、または読み上げたいテキストを選択状態にします。
- あとは、下記ホットキーを押せば OK です。
Ctrl + Alt + E キー 選択したテキストを翻訳する Ctrl + Alt + S キー 選択したテキストを読み上げる Ctrl + Alt + F キー 選択したテキストの翻訳結果を読み上げる Ctrl + Alt + G キー 読み上げを停止する Ctrl + Alt + C キー 「Crow Translate」のメイン画面を表示する - ちなみに、タスクトレイアイコンを右クリック →「Settings」を選択 → 左メニュー内の「Interface」を開くことで、翻訳実行時に表示されるポップアップの
- Opacity - 透明度
- Height - 高さ
- Width - 横幅
(上部の「Font」欄で、フォントを変更することもできる)
(下部の「Key sequence」欄で、変更先のホットキーを実際に押す → 右側の ボタンを押す)
- 私の環境では OCR を実行できなかった(?)のですが、OCR 機能もあるので一応紹介しておきます。
- まず、「Tesseract」のページを開き、OCR で認識可能にしたい言語のデータファイルをダウンロードします。
たとえば、英語のテキストを OCR できるようにしたい場合は「eng.traineddata」を、日本語のテキストを OCR できるようにしたい場合は「jpn.traineddata」をダウンロードします。
(「jpn_vert.traineddata」は縦書き用) - タスクトレイアイコンを右クリック →「Settings」を選択し、設定画面を表示させます。
- 設定画面が表示されたら、左メニュー内の「OCR」を選択し、右側の「Languages path」欄の右端にある ボタンをクリック → traineddata ファイルを保存したフォルダを選択します。
- 下部のリストに利用可能な言語データが表示されるので、有効にしたい言語にチェックを入れます。
- 右下の「OK」ボタンを押し、設定画面を閉じます。
- 以降、ホットキー “ Ctrl + Alt + I キー ” で OCR を実行できるようになる... ようですが、ドラッグで囲んだ領域が真っ暗になってしまうため、実際にキャプチャを行うことができませんでした...
(読み取りたいテキストをドラッグで囲む → ダブルクリックで確定 のようですが)
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