Doro PDF Writer

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印刷可能なあらゆるファイルを、PDF / PNG / JPG / TIFF に変換！「Doro PDF Writer」

Doro PDF Writer

スクリーンショット

2.95 / 5 （103 票）

制作者　The SZ

対応　98/Me/2000/NT/XP/Vista/7/8/8.1/10/11

バージョン　2.23

更新日時　2024-04-17

ファイルサイズ　28.4 MB

印刷可能なあらゆるファイルを、PDF / PNG / JPEG / TIFF に変換できるようにする仮想プリンター。
各種アプリの “ 印刷 ” コマンドから、ファイルをPDF や画像に変換できるようにしてくれます。
作成するPDF の概要（タイトル / サブタイトル / キーワード / 作成者）を設定する機能や、作成するPDF にパスワードをかける機能、PDF のコピー / 印刷操作を禁止する機能、PDF を Web 表示用に最適化する機能、PNG / JPEG / TIFF への変換時に解像度（DPI）を指定する機能... 等々が付いています。

「Doro PDF Writer」は、仮想プリンターとして動作する PDF / PNG / JPEG / TIFF 変換ソフトです。
メモ帳、ペイント、Office、ウェブブラウザ... 等々、印刷機能が付いたアプリで読み込み中のファイルを、“ 印刷 ” コマンドから PDF / PNG / JPG / TIFF に変換できるようにする仮想プリンターで、印刷機能が付いたあらゆるアプリを PDF / 画像変換ソフトとして使えるようにしてくれます。
これ系のソフトの中ではシンプルな部類に入りますが、一応作成するPDF の

タイトル
サブタイトル
キーワード
作成者

を設定することができ、また必要に応じて

PDF を開くためのパスワード
内容のコピーを許可するかどうか
印刷を許可するかどうか

... といったオプションを設定することも可能となっています。
加えて、INI ファイルをテキストエディタで直接編集することにより、

作成するPDF のバージョン（1.3 ～ 1.5）
作成するPDF の色空間（RGB / CMYK / グレースケール）
PDF をWeb 表示用に最適化するかどうか
作成する画像の解像度（DPI）

などのオプションを設定することもできたりします。
普段、オフィス系のファイルやWeb ページ等を、PDF や画像で保存したいことがよくある人におすすめです。

Windows 10 / 11 の標準機能を使い、印刷可能なあらゆるファイルを PDF に変換する方法

使い方は以下の通り。

まず、ダウンロードした「Doro」をインストールします。
PDF に変換したいファイルを開き、印刷を実行します。
印刷先のプリンタとして「Doro PDF Writer」を選択し、普通に印刷を行います。
（「ファイルへ出力」などにチェックを入れる必要はありません）
「Doro PDF Writer」の設定画面が表示されます。

最初に、画面右上のボタンをクリックし、ファイルの出力先フォルダ＆ファイル名を指定します。
ファイルをPNG / JPG / TIFF に変換したい時は、「ファイルの種類」を目的の形式にしておきます。
必要であれば、下部の欄で
- タイトル
- サブタイトル
- キーワード
- 作成者
- PDF 変換
- （変換完了後に）PDF Viewer を起動する
といったオプションを設定しておきます。
作成するPDF に各種制限をかけたい時は、「セキュリティ」タブを開き、
- 暗号化する（＝各種制限をかける）かどうか
- 文書を開くパスワード
- 内容のコピーを許可するかどうか
- 印刷を許可するかどうか
- （制限内容を変更するための）権限パスワード
を設定しておきます。
準備が整ったら、画面右下の「作成」ボタンをクリックします。
少し待ち、「Doro PDF Writer」の設定画面が消えたら変換完了です。

その他のオプション

ちなみに、設定画面上で「設定」タブを開き、画面中央付近にある「Doro.ini」というリンクをクリックすることで、設定ファイルを開くことも可能となっています。

ほとんどのオプションは設定画面上で変更できるものなので、基本的には触らなくてOK です。
ただし、
- ファイルを画像に変換する場合で、作成する画像の解像度（DPI）を指定したい時
- ファイルをPDF に変換する場合で、作成するPDF のバージョンを指定したい時
- 作成するPDF を、Web 表示用に最適化したい時
などには、このINI ファイル上で設定を行うと良いでしょう※1。
1 標準では、画像の解像度は「600dpi」に、PDF のバージョンは「1.3」に、Web 表示用に最適化は行われないように設定されている。
画像の解像度は、47 行目あたりにある
```
' use 72 for better picture compression
'ColorImageResolution=300
```
の部分で設定を行います。

具体的には、「'ColorImageResolution=300」の先頭の　'　を削除し、目的のDPI を入力すればOK です。
たとえば、作成する画像の解像度を72dpi にしたい時は、
```
ColorImageResolution=72
```
のようにしておきます。
PDF のバージョンは、52 行目付近にある
```
' 3 - set pdf version to 1.3
' 4 - set pdf version to 1.4
' 5 - set pdf version to 1.5
'Version=3
```
の部分で設定を行います。
たとえば、作成するPDF のバージョンを 1.5 にしたい時は、「'Version=3」の先頭にある　'　を削除し、
```
Version=5
```
のようにしておきます。
作成するPDF をWeb 表示用に最適化したい時は、95 行目にある
```
' 1 - create 'Fast Web View' pdf format
'UseFastWebView=1
```
の部分を
```
' 1 - create 'Fast Web View' pdf format
UseFastWebView=1
```
のようにしておきます。

（いずれのオプションも、先頭に　'　を付ければデフォルトに戻すことができます）
設定を変更したら、INI ファイルを上書き保存します。