Policy Plus

Policy Plus の概要や使い方を紹介しています

Policy Plus を紹介しているページです

Windows 10 Home エディションでも使用できるグループポリシーエディタ!「Policy Plus」。

Policy Plus
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Policy Plus

Windows 10 Home エディションでも使用することができるグループポリシーエディタ。
Windows の各種設定を変更したり制御したりすることができるローカルグループポリシーエディタで、特にエディションを問わずすべての Windows で使うことができます。
任意の管理用テンプレートを読み込む機能や、ID / 文字列 / レジストリデータ を元にポリシーを検索する機能、変更したポリシーをエクスポート / インポート する機能... なども付いています。

「Policy Plus」は、シンプルなローカルグループポリシーエディタです。
Windows の設定を変更したり制御したりすることができるグループポリシー編集ツールで、「ローカル グループ ポリシー エディター(gpedit.msc)」のない Windows 10 Home エディション上でも普通に使えるところが最大の特徴。
(もちろん、Windows 10 Pro エディションでも使える)
すべてのエディションの Windows で使うことができ、また任意の管理用テンプレートを読み込むことができるので、普段 Windows 10 Home エディションを使用している場合でもローカルグループポリシーの編集が可能となります。
現在、Windows 10 Home エディションを使用していて、グループポリシーエディタがないことに不満を感じていたりする人におすすめです。
ちなみに、機能や見た目は Windows 標準の「ローカル グループ ポリシー エディター」とほぼ一緒ですが、

  • ユニーク ID / 文字列 / レジストリデータ を元にポリシーを検索する機能
  • 変更したグループポリシーを、POL ファイルや REG ファイルとしてエクスポートする機能
なども備えているため、Windows 10 Home エディション以外を使用している人にも利用価値はあると思います。

使い方は以下の通り。

管理用テンプレートをインストール(Windows 10 Home を使用している場合)
  1. Windows 10 Home エディションを使用している場合、そのままでは利用できるテンプレートが限られているので、Microsoft のサイトから管理用テンプレートをダウンロード &インストール しておくとよいでしょう※1
    1 「Policy Plus」にも管理用テンプレートをダウンロードする機能はあるが、最新のものがダウンロードされるわけではない模様。
    Acquire ADMX Files
    メニューバー上の「Help」から「Acquire ADMX Files」を選択すると、上記ダウンロード画面を呼び出すことができる。

    2019/01/17 時点では、 が最新版の管理用テンプレートとなっています(多分)。
  2. ダウンロードしたインストーラーを実行し、管理用テンプレートをインストールします。
    管理用テンプレートをインストールする
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管理用テンプレートを読み込む(Windows 10 Home を使用している場合のみ)
  1. 「Policy Plus.exe」を実行します。
  2. メイン画面が表示されます。
    Policy Plus
    まず、メニューバー上の「File」から「Open ADMX Folder」を選択します。
    メニューバー上の「File」から「Open ADMX Folder」を選択する
  3. 「Open ADMX Folder」というダイアログが表示されます。
    Open ADMX Folder
    ここで、下部の「This folder」を選択し、右端にある「Browse」ボタンをクリック → 管理用テンプレートのインストール先フォルダを選択し、右下の「OK」ボタンをクリックします。
    通常、管理用テンプレートは
    • C:\Program Files (x86)\Microsoft Group Policy\Windows 10 October 2018 Update (1809) v2\PolicyDefinitions
    にインストールされていると思います。
    (64bit 版の Windows の場合)
  4. 管理用テンプレートが読み込まれました。
    管理用テンプレートが読み込まれた
    テンプレートは、画面上のプルダウンメニューをクリックすることで、
    • User - ユーザーデータの構成
    • Computer - コンピュータの構成
    のどちらかでフィルタすることもできたりします。
    テンプレートをフィルタすることもできる
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ポリシーを編集する
  1. 画面左側にあるカテゴリーツリーを展開し、右側の欄で編集したいポリシーをダブルクリック → 適宜ポリシーを変更します。
    ポリシーの編集画面
    通常は、画面左上にある
    • Not Configured - 未構成
    • Enabled - 有効
    • Disabled - 無効
    のうちいずれかを選択 → 表示されたオプションを変更 → 画面右下の「OK」ボタンを押す... という流れになると思います。
  2. 尚、メニューバー上の「Find」から、ポリシーを
    • ID※2
      ID で検索
    • Text - 文字列
      文字列で検索
    • Registry - レジストリ(レジストリキー / レジストリエントリ)
      レジストリデータで検索
    で検索することもできたりします。
    Open ADMX Folder
    2 ポリシーの ID は、ポリシーを右クリック → 「Details」を選択することで確認できる。
    (「Unique ID」欄)
    Policy Details

    検索結果の画面で任意のポリシーをダブルクリックすると、該当ポリシーの編集画面にジャンプすることができます。
    検索結果の画面
  3. また、メニューバー上の「View」 → 「Filter Options」から、メイン画面上に表示するポリシーを絞り込み表示することもできたりします。
    メニューバー上の「View」から「Filter Options」を選択する
    Open ADMX Folder
    このフィルターオプションでは、
    • Policy type - ポリシーの種類
      • Any - すべて
      • Policy - ポリシー
      • Preference - 設定
    • Current state - 現在の状態
      • Any - すべて
      • Not Configured - 未構成
      • Configured - 構成済み
      • Enabled - 有効
      • Disabled - 無効
    • Commented - コメントの有無
      • Any - すべて
      • Yes - コメントあり
      • No - コメントなし
    といった条件を設定することができます。
    フィルターを解除する時は、メニューバー上の「View」から「Only Filtered Policies」を選択します。
  4. ポリシーの編集が終わったら、メニューバー上の「File」から「Save Policies」を選択します。
    メニューバー上の「File」から「Save Policies」を選択する
  5. 少し待ち、「Success」というダイアログが表示されたら設定完了です。
    (いくつかのポリシーは、システム再起動後に反映されます)
    Success
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編集したポリシーをエクスポートする
  1. 編集済みのポリシーをエクスポートする時は、メニューバー上の「Share」から
    • Export POL - POL ファイルとしてエクスポート
    • Export REG - REG ファイルとしてエクスポート
    のどちらかを選択します。
    メニューバー上の「Share」から「Export POL」か「Export REG」を選択する
    どちらでエクスポートしても OK ですが、REG ファイルでエクスポートしておくと、環境を問わずインポートすることができます。
    (ただし、レジストリの知識が必要になるので注意)
  2. 「Export POL」を選択した場合は、下記のような操作を行います。
    1. 「名前を付けて保存」ダイアログが立ち上がるので、POL ファイルの出力先フォルダ&ファイル名 を指定して「保存」ボタンをクリックします。
    2. 自動的に、「Select Section」という画面が表示されます。
      Select Section
      ここで、
      • User - ユーザーデータの構成
      • Computer - コンピュータの構成
      のどちらの変更内容をエクスポートするのか選択して「OK」ボタンをクリックします。
    3. 最後に、「POL exported successfully」というダイアログが表示されたらエクスポート完了です。
      POL exported successfully
    一方、「Export REG」を選択した場合は、次のような操作を行います。
    1. 最初に「Select Section」というダイアログが表示されるので、
      • User - ユーザーデータの構成
      • Computer - コンピュータの構成
      のどちらの変更内容をエクスポートするのか選択して「OK」ボタンをクリックします。
      Select Section
    2. 続いて、「Export REG」という画面が表示されます。
      Export REG
      ここで、右端の「Browse」ボタンをクリック → REG ファイルの出力先フォルダ&ファイル名 を選択し、右下の「Export」ボタンをクリックします。
    3. 最後に、「REG exported successfully」というダイアログが表示されたらエクスポート完了です。
      REG exported successfully
  3. 保存した POL ファイルや REG ファイルをインポートする時は、メニューバー上の「Share」から
    • Import POL - POL ファイルをインポート
    • Import REG - REG ファイルをインポート
    のどちらかを選択 → 保存しておいた POL ファイルや REG ファイルを選択すれば OK です。
    メニューバー上の「Share」から「Import POL」か「Import REG」を選択する
    この時、やはり「Select Section」という画面が表示されるので、
    • User - ユーザーデータの構成
    • Computer - コンピュータの構成
    のどちらをインポートするのかも選択します。
    Select Section

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