GParted

GParted LiveCD の概要や使い方を紹介しています

GParted LiveCD を紹介しているページです

多くのファイルシステムをサポートしたパーティションエディタ!「GParted」。

GParted GParted
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制作者 GParted
対応 -
バージョン 1.6.0-10
更新日時 2024-09-29
ファイルサイズ 576.7 MB
公式
ミラー

GParted

多くのファイルシステムに対応したパーティションエディタ。
ライブ CD / ライブ USB から起動させるタイプのパーティション編集ソフトで、システムドライブを含む任意のパーティションを、リサイズ / フォーマット / コピー&ペースト / 新規作成 / 削除 したりすることができます。
対応しているファイルシステムは、NTFS / FAT16 / FAT32 / EXT2 / EXT3 / EXT4 / BTRFS / HFS / HFS+ / LINUX-SWAP / LVM2 PV / NILFS2 / REISERFS / REISER4 / UDF / UFS / XFS。

GPartedは、様々なファイルシステムに対応したパーティションエディタです。
パーティションを、

  • リサイズ
  • コピー → 他のパーティションや未割り当て領域にペースト
  • フォーマット
  • 新規作成
  • 削除
したりすることができるパーティション編集ソフトで、NTFS / FAT16 / FAT32 / EXT2 / EXT3 / EXT4 / BTRFS / HFS 等々、非常に多くのファイルシステムをサポートしているところが最大の特徴。
Windows 標準の「コンピュータの管理」に比べるとインターフェースはシンプルで分かりやすく、また操作自体もかなり簡単に行えるようになっています。
Windows アプリケーションではないため、ライブCD / ライブ USB を作ってそこから起動させる必要がありますが、Windows が起動しなくなってしまった時でも普通に動作するので、とりあえず持っておいて損はないと思います。

使い方は以下のとおり。

使用バージョン : GParted live 1.0.0-1
ライブ CD / ライブ USB を作成する
  1. 「GParted」をライブ CD から起動させたい場合は、ダウンロードした ISO イメージファイルを 「ImgBurn」 などのソフトで空の CD に焼き込みます。
    「GParted」をライブ USB から起動させたい場合は、ダウンロードした ISO イメージファイルを 「LiLi USB Creator」 などのソフトで空の USB ドライブに焼き込みます。
    (「VirtualBox」 などのソフトを使えば、Windows を起動させたまま使用することも可能です)
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GParted を起動する
  1. 作成したライブ CD / USB をパソコンに接続させたまま、パソコンを起動させます。
    尚、BIOS 画面にて、CD ドライブ or USB ドライブ が最初に起動するように設定しておく必要もあります。
    (操作方法はパソコンによって異なるので、ヘルプ等を参照して下さい)
  2. パソコンが起動すると、最初に起動モードの選択画面が表示されます。
    起動モードの選択画面
    一番上の「GParted Live (Default settings) 」が選択されているのを確認し、「Enter」キーを押します。
  3. 次に、「Configuring console - data」という画面が表示されます。
    Configuring console - data
    ここでもそのまま「Don't touch keymap」を選択して「Enter」キーを押します。
  4. 続いて「Which language do you prefere ?」という画面が表示されます。
    Which language do you prefere ?
    ここでは 15(Japan) と入力して「Enter」キーを押します。
  5. 最後に「Which mode do you prefere ?」という画面が表示されます。
    Which mode do you prefere ?
    ここで 0 と入力して「Enter」キーを押すと、「GParted」が起動します。
    GParted
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編集するディスクを選択する
  1. GParted が起動したら、メニューバー上の「GParted」→「デバイス」から、編集したいディスクを選択します。
    メニューバー上の「GParted」→「デバイス」から、編集したいディスクを選択する
    画面右上のプルダウンメニューをクリック → ディスクの選択を行っても同じです。
    画面右上のプルダウンメニューをクリック → ディスクの選択を行っても OK
    編集したいディスクがどれなのか分からない場合は、ディスクのサイズで判断するとよいでしょう※1
    1 ディスクを選択すると、ディスク内にあるパーティションのリスト&ラベル(ボリュームラベル)が一覧表示されるので、それも判断材料にするとよい。
  2. 選択したディスク内のパーティションが、画面中央にリスト表示されます。
    選択したディスク内のパーティションが、画面中央にリスト表示される
    ドライブレターは表示されないので、どのパーティションが何ドライブなのかは
    • ラベル
    • 容量
    • 使用済み容量
    • 空き容量
    • フラグ
    といった情報を元に判断するとよいでしょう。
    ちなみに、これから行ういずれの操作も、ツールバー上の Apply ボタンをクリックするまで実際に行われることはありません。
    (「パーティションテーブルの作成」は、すぐに実行されるので注意)
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パーティションをリサイズ / 移動 する
  1. リサイズしたいパーティションを選択し、ツールバー上の リサイズ / 移動 ボタンをクリックします。
    リサイズしたいパーティションを選択し、ツールバー上の矢印ボタンをクリックする
  2. 「○○ をリサイズ / 移動」という画面が表示されます。
    ○○ をリサイズ / 移動
    上部のバーはドライブの全体像を表していて、緑枠で囲まれた領域が “ 現在のパーティション ” ※2、グレーの部分が “ ドライブ内の未割り当て領域 ” を表しています。
    (パーティションの前後に未割り当て領域がなければ、全領域が緑枠で囲まれている)
    2 黄色く塗られた部分は、“ 使用済み領域 ” を表している。
    この緑枠で囲まれた領域の両端にある を左右にドラッグすることで、パーティションのサイズを増減させることができます※3
    緑枠で囲まれた領域の両端にある矢印をドラッグすることで、パーティションのサイズを増減させることができる
    3 パーティションの前後に未割り当て領域がない場合、パーティションのサイズを増やすことはできない。
    さらに、緑枠で囲まれた領域自体を左右にドラッグすることで、パーティションの移動を行うこともできたりします※4
    緑枠で囲まれた領域自体を左右にドラッグすることで、パーティションの移動を行うこともできる
    4 パーティションの前後に、未割り当て領域を配置させる... ということ。
    (もちろん、パーティションの前後に未割り当て領域がなくてはならない)
  3. 操作が終わったら、右下の「リサイズ / 移動」ボタンをクリックします。
    (メイン画面のツールバー上にある Apply ボタンをクリックするまで、処理は行われません)
    右下の「リサイズ / 移動」ボタンをクリックする
    リサイズ / 移動 をやっぱり中止したくなったら、ツールバー上の Undo ボタンをクリックします。
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パーティションを新規作成する(未割り当て領域に、パーティションを作成する)
  1. 未割り当ての領域を選択し、ツールバー上の New ボタンをクリックします。
    未割り当ての領域を選択し、ツールバー上の新規作成ボタンをクリックする
  2. 「新規パーティションの作成」という画面が表示されます。
    新規パーティションの作成
    上部のバーは選択領域の全体像を表していて、紺色で囲まれた領域が “ 作成されるパーティション ”、グレーの部分が “ 選択領域内の空き領域 ” を意味しています。
    (おそらく、デフォルトでは全領域が青枠で囲まれていると思います)
    最初に、紺色で囲まれた領域の両端にある を左右にドラッグし、作成するパーティションのサイズを指定します。
    (選択領域全部を使ってパーティションを作成する場合、この操作は必要ありません)
    青で囲まれた領域の両端にある矢印をドラッグし、作成するパーティションのサイズを指定する
  3. 次に、「種類」欄のプルダウンメニューをクリックしっぱなしにし
    • 基本パーティション
    • 論理パーティション
    • 拡張パーティション
    のいずれかにマウスカーソルを合わせます※5
    (マウスボタンを放すことで、“ 決定 ” したことになります)
    「種類」欄のプルダウンメニューをクリックしっぱなしにし、作成するパーティションのタイプを選択する
    5 通常は、基本パーティションを選択すればよい。
    (基本パーティション = ブート可能なプライマリパーティション)
    MBR 環境ではパーティションを 4 つまでしか作成できないが、そのうちの 1 つを拡張パーティションにすることで、その中(=拡張パーティションの中)に論理パーティションを複数個作成していけるようになる。
    拡張パーティションはドライブ内に 1 つしか作成できず、また拡張パーティション自体にはデータを保存することもできないので注意。
  4. 続いて、「ファイルシステム」欄のプルダウンメニューをクリックしっぱなしにし、これから作成するパーティションのファイルシステムにマウスカーソルを合わせます。
    「ファイルシステム」欄のプルダウンメニューをクリックしっぱなしにし、これから作成するパーティションのファイルシステムを選択する
    「ファイルシステム」欄のプルダウンメニューをクリックしっぱなしにし、これから作成するパーティションのファイルシステムを選択する
  5. 必要であれば、「ラベル」欄にパーティションのボリュームラベルを入力します。
  6. 最後に、右下の「Add」ボタンをクリックします。
    右下の「Add」ボタンをクリックする
    パーティションの作成をやっぱり止めたくなったら、ツールバー上の Undo ボタンをクリックします。
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パーティションを削除する(選択中のパーティションを、未割り当て領域にする)
  1. 削除したいパーティションを選択し、ツールバー上の Delete ボタンをクリックします。
    削除したいパーティションを選択し、ツールバー上の × ボタンをクリックする
    パーティションの削除をやっぱり止めたくなったら、ツールバー上の Undo ボタンをクリックします.
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パーティションを、他のパーティションにコピー&ペーストする
  1. コピーしたいパーティションを選択し、ツールバー上の Copy ボタンをクリックします。
    コピーしたいパーティションを選択し、ツールバー上のコピーボタンをクリックする
  2. 貼り付け先のパーティションや領域を選択し、ツールバー上の Paste ボタンをクリックします※6
    (貼り付け先となる領域のサイズは、コピー元のパーティションサイズよりも大きい必要がある)
    貼り付け先のパーティションや領域を選択し、ツールバー上のペーストボタンをクリックする
    6 貼り付け先のパーティション内にデータが存在する場合、「You have pasted into an existing partition」というダイアログが表示されるので、「OK」ボタンをクリックする。
    You have pasted into an existing partition
  3. 貼り付け先の領域が未割り当て領域である場合、「○○ を貼り付け」という画面が表示されます.
    ○○ を貼り付け
    画面上部のバーは、貼り付け先となる領域の全体像を表していて、緑枠で囲まれた領域が “ 貼り付けられるパーティション ※7、グレーの部分が “ 余った未割り当て領域 ” を意味しています。
    7 黄色く塗られた部分は、“ 使用済み領域 ” を表している。
    この緑枠で囲まれた領域の両端にある を左右にドラッグすることで、パーティションサイズを増やせるようにもなっています※8
    (パーティションサイズを減らすことはできない)
    緑枠で囲まれた領域の両端にある矢印をドラッグすることで、パーティションサイズを増やすことができる
    8 パーティションの前後に未割り当て領域がない場合、パーティションサイズを増やすことはできない。
    さらに、緑枠で囲まれた領域そのものを左右にドラッグすることで、パーティションの移動を行うこともできたりします※9
    緑枠で囲まれた領域そのものを左右にドラッグすることで、パーティションの移動を行うこともできる
    9 パーティションの前後に、未割り当て領域を配置させる... ということ。
    設定が終わったら、右下の「Paste」ボタンをクリックします。
    右下の「Paste」ボタンをクリックする
    パーティションのコピペをやっぱり止めたくなったら、ツールバー上の Undo ボタンをクリックします。
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パーティションをフォーマットする
  1. フォーマットしたいパーティションを選択し、右クリック →「フォーマット」から、パーティションをどのようなファイルシステムでフォーマットするのか選択します。
    フォーマットしたいパーティションを右クリック →「フォーマット」から、パーティションをどのファイルシステムでフォーマットするのか選択する
    フォーマットをやっぱり止めたくなったら、ツールバー上の Undo ボタンをクリックします。
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パーティションのボリュームラベルを設定する
  1. 目的とするパーティションを選択し、右クリック →「Label File System」を選択します。
    フォーマットしたいパーティションを右クリック →「フォーマット」から、パーティションをどのファイルシステムでフォーマットするのか選択する
  2. 「Set file system label on 〇〇」という画面が表示されるので、このパーティションに付けるボリュームラベルを入力します。
    Set file system label on 〇〇
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パーティションのエラーチェックを行う
  1. 目的とするパーティションを選択し、右クリック →「チェック」を選択します。
    パーティションを選択し、右クリック →「チェック」を選択する
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操作内容を適用する
  1. 全ての操作が完了したら、ツールバー上の 全ての操作を適用します ボタンをクリックします。
    設定が全て完了したら、ツールバー上のチェックマークボタンをクリックする
  2. 「本当に保留中の操作を適用してもよろしいですか?」というダイアログが表示されるので、「Apply」ボタンをクリックします。
    本当に保留中の操作を適用してもよろしいですか?
  3. すると、これまでに設定してきた全ての操作内容が、実行されます。
    あとは、処理が完了するまでじっくりと待つだけです。
    (場合によっては、かなりの時間を要することもあります)
    少し待ち、「全ての操作が無事完了しました」というダイアログが表示されたら処理完了です。
    全ての操作が無事完了しました
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パーティションテーブルを新規作成する(ディスクの初期化)
    現在編集しているディスク内のデータが、全て消去されます。
  1. メニューバー上の「GParted」→「デバイス」から、初期化したいディスクを選択します。
  2. メニューバー上の「デバイス」から「パーティションテーブルの作成」を選択します。
    メニューバー上の「GParted」→「デバイス」から、初期化したいディスクを選択する
  3. 「警告 : この作業はディスク ○○ 上の全データを削除します」という画面が表示されるので、「Apply」ボタンをクリックします※10
    警告 : この作業はディスク ○○ 上の全データを削除します
    10 画面中央にある「msdos」ボタンをクリックすることで、パーティションテーブルの形式を変更することも可能。
    パーティションテーブルの形式を変更することも可能
    パーティションテーブルは、MSDOS / AIX / AMIGA / BSD / DVH / GPT / MAC / PC98 / SUN / LOOP の中から選ぶことができる。
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GParted を終了する
  1. メニューバー上の「GParted」から「Quit」を選択します。
    メニューバー上の「GParted」から「Quit」を選択する
  2. デスクトップが表示されるので、画面左上にある「Exit」ボタンをダブルクリックします。
    左上にある「Exit」ボタンをダブルクリックする
  3. 「Exit」という画面が表示されます。
    Exit
    ここで、「Shutdown」を選択 →「OK」ボタンをクリックします。
  4. GParted が終了します。
    少し待ち、「Please remove the disc, close the tray (if any) and press Enter to continue」と表示されたら、パソコンからライブ CD / USB を取り出す →「Enter」キーを押します。
    Please remove the disc, close the tray (if any) and press Enter to continue

その他、任意のパーティションを右クリック →「Infomation」を選択することで、該当パーティションのプロパティ※11 を確認することもできたりします。

パーティションのプロパティ
11 ファイルシステム / 総容量 / 使用済み容量 / 空き容量 / フラグ / ラベル / UUID / 開始セクター / 終了セクター / 総セクター。
加えて、メニューバー上の「表示」から「デバイス情報」を選択することで、編集しているデバイスのプロパティを確認できるようにもなっています。
編集しているデバイスのプロパティを確認することもできる

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