MKA変換機

CUE シート＋（音楽 CD の)イメージファイルを、ロスレスである「(cue + tta)mka」ファイルに変換することができるソフト。
MKA ファイルは、ジャケット画像、歌詞ファイルなども添付することができるので、音楽 CD を全く劣化させずに 1 つのファイルとして保存することが可能です。

「MKA変換機」は、音楽 CD から「CUE シート付きイメージファイル」としてリッピングしたファイルを、可逆圧縮※1 である「tta」で圧縮し、さらに画像や歌詞カードなどを添付できる MKA ファイルに変換することができるソフトです。
簡単に言えば、音楽 CD（音楽ファイル＋ジャケット画像＋歌詞カード）を、一つのファイルにまとめることができるようなソフトです。
1 WAVE 形式のファイルに戻した時に、完全に元の WAVE ファイルと同じ音質に戻せる圧縮方式。
TTA は、同じ可逆圧縮である flac、Monkey's Audio などに比べ、エンコード速度が速いのが特徴。

まず、「Exact Audio Copy」 を使って、手持ちのCD から音源を「無圧縮のcue シート付きイメージファイル」としてリッピングします。
イメージファイルを作成できたら「MKA変換機」を起動。

1. 「CUE/MKA（内部TTA圧縮）ファイル」欄から、先ほど作成した CUE シートを指定します。
   
2. CD ジャケットなどの画像ファイル（ JPEG 形式のみ）を添付したい場合は、「ジャケット画像（オプション）」から読み込みます。（任意です）
3. 歌詞ファイルなどを添付したい場合は、「アタッチメント[添付]ファイル（オプション）」から追加します※2。（任意です）
   2 複数追加することができる。また、こちらでは、様々な拡張子のファイルを指定可能。
   ただし、追加するファイルの名前は必ず全て半角文字にする。
4. 最後に、「保存フォルダ」欄で保存先のフォルダを指定し、「変換」をクリックすればOK。

尚、作成された「(cue + tta)mka」形式のファイルは、「foobar2000」で 再生することができます。
別途「foo_input_matroska.dll」、「foo_input_tta.dll」といったコンポーネントが必要になりますが、「MKA変換機」の「設定」→「再生環境」欄の「MKA再生コンポーネント」から、ワンクリックで導入することができます。 「foobar2000」では、CUE シートを読み込むことで、イメージファイルを CD と同じように再生することができます。

さらに、「(cue + tta)mka」作成時にジャケット画像を添付した場合、「Matroska Shell Extension」というシェルエクステンションをインストールしていれば、エクスプローラの「縮小表示」時に、MKA ファイルをジャケット画像で表示することができます※3。
3 それだけでなく、各 MKA ファイルの「プロパティ」画面で、詳細なファイル情報、タグ情報、チャプター（トラック）情報を表示できたり、添付ファイルを表示・保存することができるようになる。
こちらも「設定」ウインドウから簡単にインストールすることができますので、必要に応じてインストールするといいと思います。

そのほか、「(cue + tta)mka」形式のファイル、cue + tta、cue + ape 形式のファイルを、cue + wav 形式のファイルに戻すことも可能です。

このソフトを使用するには、.NET Framework 2.0 を インストールしている必要があります。