RapidDrawing

特殊な曲線描画機能を備えた線画スケッチツール。
一般的によく使われている「ベジェ曲線」とは違う方式の、独特な曲線描画機能を使って線画を描くことができます。
線画を描くだけのソフトなので多機能ではありませんが、一応ペンの太さと色を設定することができます。

「RapidDrawing」は、線画を描くためのツールです。
「直線」と「曲線」のみを使って、絵や図形を作成していくタイプのシンプルなソフトです。
（フリーハンドによる描画には対応していません）
この「RapidDrawing」で使える曲線は、一般的なペイントソフトで使える「ベジェ曲線」とは異なるもので、マウスドラッグで直感的に、かつかなり柔軟に変形させることができる... という特徴を持っています。

操作は、

“ 始点 / 終点を指定して直線を引き、それをマウスドラッグして変形させる ”

これの連続になります。
具体的には以下のような感じになります。

1. （直線の）始点となる場所をクリックします。
2. 終点となる場所をクリックします。
   すると、二つの点が直線で結ばれます。
3. 直線を描きたい場合は、このまま右クリックします。
   マウスの右ボタンは、「描画確定」として機能するので、これで一本の線が引けました。
4. 直線ではなく曲線にしたい場合は、描画を確定する前に直線をマウスでドラッグします。
   マウスを上にドラッグすれば直線は上にカーブし、下や横にドラッグすればその通りにカーブします。
5. グリグリドラッグして思い通りの曲線になったら、右クリック。
   これで曲線が引けました。
   線を曲げた後にやっぱり直線に戻したくなった場合は、右クリックで描画を確定する前にメニューバーの「Straight line」→「Straight line」を選択します。
6. これらの作業を繰り返して絵が完成したら、「File」→「Save」や「Save as bmp」から作成した線画を保存します※1。
   1 「Save」から「.rdw」形式のファイルとして保存しておくと、後から再編集することができる。

操作は基本的にはこれだけですが、曲線の描画方法にはいくつかバリエーションがあります。
たとえば、二つの点を線で結んだ後に「Ctrl」キーを押すと、線の左側部分のみをカーブさせられるようになり、「Alt」キーを押すと、逆に右側部分のみをカーブさせられるようになる... といった具合です※2。
2 この時、「Ctrl」/「Alt」キーを複数回（最大で3 回まで）押すと、その分だけカーブさせる度合いを小さくすることができる。
同じように「スペースキー」を押すと、線の中央部分のみをカーブさせられるようになります。
さらに、「Shift」キーを押すと、線の左端位置を動かせるようになり、「Z」キーを押すと、線の右端位置を動かせるようになります。
これらの操作は、右クリックで描画を確定するまでは何度でも行うことができます。

ちなみに、メニューバーの「Line」から線の太さを、「Color」から色を変更することができます。