劉邦 (Ryuhou)

マウスポインタ直下の色情報を取得し、それをリストで管理することができるソフト。
取得した色情報へのコメント付加、リスト内の語句検索機能や、指定した矩形範囲の色情報をまとめて取得する機能、色のカラー形式を変換する機能 などがあります。

「劉邦 (Ryuhou)」は、マウスポインタ直下の色情報を取得することができるソフトです。
“ 取得した色情報を、管理することができる ” ところが大きな特徴で、取得した色情報は、リスト形式で保存したり、コメントを付けたりすることができます。
色情報は、RGB / HTML / HSV / DWORD / CMY / CMYK / HLS / YUV 値で取得することができます。

基本的な操作の流れは以下のような感じです。

1. 「機能」→「画面上の色を抽出開始」を選択します。
2. 画面上の色情報抽出モードになります。
   マウスカーソル直下を拡大した画面（拡大鏡）が、画面右上に表示されます。
   それを確認しながら、色を取得したい場所で “ スペースキー ” を押します。
3. 画面中央のリストに、取得した色情報が追加されます。
   色情報には、任意でコメントを付けることも可能です※1。
   1 コメントは、自動で挿入することもできる。
   自動挿入の場合、任意の文字列や、色を取得した年 / 月 / 日 / 時 / 分 などをコメントとして挿入することができる。
4. 取得したい色が複数ある場合は、同じ手順でリストに追加していきます。
5. 取得した色情報を、クリップボードにコピーしたりファイルに保存したりします。
   クリップボードにコピーする場合は、
   1. コピーしたい色を、リスト上で選択状態にする。
   2. 画面下部のプルダウンメニューから、コピー形式※2 を選択。
   3. ボタンを押せばOK。
      2 「%v」というのが基本パラメータ。
      [RGB]とか[HTML]とかあるのは、パラメータをどの形式でコピーするか、ということ。
      よく分からなければ、「[指定無し] %v」を選択し、「設定」→「コード表示形式」から好きな形式を選べばよい。
   リストをファイルに保存する場合は、「ファイル」→「名前を付けて保存」から任意の名前を付けて保存すればOK。

尚、プルダウンメニューに表示されるコピー形式は、同梱の「CopyForm.txt」を編集することで、自分好みのものを追加することができます※3。
3 たとえば、色情報をHTML のカラーコードでコピーしたい場合は、「CopyForm.txt」の最下部に　[HTML] %v　とでも記述しておけばよい。
HSV でコピーしたい場合は、　[HSV] %v　等々...。

また、取得した色に関しては、少し明るく / 暗くしたり、反転させたり、最も近いWeb セーフカラーに変換したりすることも可能です。

さらには、指定した矩形範囲の色情報をまとめて取得したり、ポイントした地点とその周囲の平均色を生成したり、マウスカーソルの動きに合わせて、色情報を連続抽出したりする機能もあります。

そのほか、リスト上の色を混ぜ合わせることができる「簡易パレット」※4、HTML カラー作成※5、カラー形式の相互変換※6、リスト上の文字列検索 といった機能もあり。
4 絵の具のパレットのようなもの。
5 色のRGB / HTML / HSV / DWORD / CMY / CMYK / HLS / YUV 値を、相互に変換することができる。
6 font、hr、body / table / tr bgcolor、bgcolor、link、text タグなどを作成する機能。

ちなみに、色を抽出するにあたって、「連続で同じ色を抽出しない」「すでにリストにある色は抽出しない」ように設定することも可能です。