Windows Vista / 7 / 8 / 10 / 11 で、これまで使っていたソフトが正常に動作しない!
Windows Vista / 7 / 8 / 10 / 11 を使っていると、XP や 2000 では使えていたのに
- 正常に動作しない
- 起動できない
- エラーダイアログが出る
- インストールできない
こういったソフトは、「互換モード」で動作させたり、「管理者として実行」したりすると、正常に使えるようになるケースがあります。
どんなソフトでもこれらの方法で動かせる訳ではありませんし、対応していないものは対応していませんが、ソフトやインストーラーが正常に動作しない場合、とりあえず試してみる価値はあると思います。
まず、アプリケーションを「互換モード」で実行する方法。
( Vista / 7 / 8 / 10 / 11 に、古い OS の動作環境をシミュレートさせる機能)
IE の右クリックメニューから、直接 Google
「とは検索」
を実行できるようにするソフト「Google とは検索」をインストールしようとしたら、以下のようなダイアログが表示されました。
(以下は全て Windows 7 の画像ですが、Vista / 8 / 10 / 11 もほとんど同じです)
早速、「互換モード」でインストールしてみます
実行ファイルを右クリック →「プロパティ」を選択します。
「互換性」タブを開き、「互換モード」欄の「互換モードでこのプログラムを実行する」にチェックを入れます。
その後、プルダウンメニューをクリックし、互換先とする Windows のバージョンを選択します※1。
1
OS が Windows Vista の場合は「Windows XP(Service Pack 2)」、Windows 7 / 8 / 10 / 11 の場合は「Windows XP (Service Pack 3) 」で問題ないと思いますが、それ以前のバーションに戻すことも可能です。
Windows 7 なら Vista 互換、Windows 8 / 10 / 11 なら Windows 7 互換 でもよいでしょう。
あとは、右下にある「適用」ボタンをクリック →「OK」ボタンを押してウインドウを閉じれば設定完了。
すると、正常にインストールできるようになりました。
レジストリの情報を書き換えるソフトなど、そのアプリケーションが「管理者権限」を必要とする場合は、「管理者として実行」しなくてはいけない場合があります。
「Contexter」
という右クリックメニュー編集ソフトを使ってみたところ、設定が正常に反映されませんでした。
システムに関するソフトということで、とりあえず「管理者として実行」してみることにしました。
実行ファイルを右クリックし、「プロパティ」を選択します※2。
2
管理者として実行するのが “ 今回だけ ” の場合は、ファイルを右クリック →「管理者として実行」を選択するだけでよい。
「互換性」タブを開き、下の「特権レベル」欄で「管理者としてこのプログラムを実行する」にチェックを入れます。
あとは、右下の「適用」ボタンをクリックし、「OK」ボタンを押せば設定完了。
すると、正常に動作するようになりました。
このように、Windows Vista / 7 / 8 / 10 / 11 で正常に動作しない or インストールできない アプリケーションがあった場合、とりあえず「互換モード」にしてみたり、「管理者として実行」してみたりすると、正常に使えるようになるかもしれません。
尚、「管理者として実行」中のアプリケーションウインドウには、
- ファイルを、ドラッグ&ドロップで追加することができない
ちなみに、Windows 8 / 8.1 で古いタイプのヘルプファイル(「.hlp」形式のファイル )を開くためには、
をインストールする必要が出てきます。このページのTOPへ |