Google の使い方 / 初級編
今や「ググる」という言葉まで定着してしまったほど人気のある検索エンジン
「Google」。
「ネットの百科事典」「Google 先生」などと呼ばれることもあり、
「分からないことは、ほぼ何でも調べることができる」
という非常に便利な無料サービスです。
そもそも人は、「知りたい」という欲(
- 目次 -
1 . Goolge とは何か?
Google は、「ロボット型検索エンジン」と呼ばれるサーチエンジンです。
Googlebot という独自のプログラムが、リンクで繋がれたWeb ページを次々と収集し、インデクサ というプログラムがGooglebot の集めたWeb ページを元にインデックス(目次、索引)を作成します※1。
1 収集したWeb ページをデータベース化するということ。
リンクで繋がれた世界中のWeb ページを収集するのですから、そのデータ量は膨大なものです。
(80 億ページもインデックスしているとか)
私たちが普段何気なくしている、
「Google の検索ボックスにキーワードを入力して、検索結果ページを見る」
という行為は、Google のデータベースに対して、
「あなたの中から、○○という情報に適したWeb ページを見せてちょうだい」
ということを問い合わせているのと同じことなのです。
ユーザーが検索ボックスにキーワードを入力してエンターキーを押した時に、Google はGooglebot が集めた膨大なデータの中から、
- 入力されたキーワードが含まれていて、
- かつ、そのキーワードに「最も適している」と思われるWeb ページ※2を
2 「サイト」を検索するタイプのサーチエンジンではないのです。
検索結果ページには、
- ページのタイトル
- (該当ページ内で)ユーザーが入力したキーワードが記述されている箇所
- URL
が表示されますね。
簡単な仕組みは以上のようなものです。
2 .「Shift キー」+クリックでリンクを開く
これは何もGoogle 専用のテクニックではないのですが、地味に使えるので覚えておくと後々便利です。
Google の検索結果ページには、1ページにつき10 のURL が掲載されています。
欲しい情報が、最初にクリックしたページに必ずしも掲載されているとは限りません。
ページを開いて、また検索結果ページに戻って... ということを繰り返していると時間がかかり、効率も悪いです。
Internet Explorer では、リンクを開く時に「Shift キー」を押しながらクリックすると、新しいウインドウでリンク先のページを開くことができます。
(リンク上で右クリック →「新しいウインドウで開く」も同じ)
これにより、検索結果ページを保持したままリンク先のページを開くことが可能になります。
この方法を使えば、目的の情報がリンク先のページにない場合でも、ただそのウインドウを閉じればよいだけなので、いちいち検索結果のページに戻る手間が省けます。
ちなみに、Internet Explorer はネットサーフィンに向いているとは言い難いので、タブブラウザ を使うことをお勧めします。
3 .「とは 検索」
最も基本的な検索方法の一つとして、この「とは検索」が挙げられます。
ある単語の意味を調べたい時などは、単一キーワードで検索するよりも、単語の後ろに「とは」を付けた方が目的の情報を早く探し出せる可能性があります。
それは、ある単語について解説しているページには、大体
「○○とは、...である」
のように記述されていることが多いからです。
例)
HTML
HTMLとは
4 . 複数のキーワードで検索
これも極めて基本的な検索方法です。
キーワードを半角スペースで区切り、複数指定することで、より素早く目的の情報を得ることができます。
前述のとおり、Google は、ユーザーが入力したキーワードを含むWeb ページを検索結果として返します。
これはつまり、複数のキーワードを指定すれば、それだけ絞り込まれた検索結果が返ってくるということを意味しています。
無数のWeb ページをインデックスしているGoogle のデータベースの中から知りたい情報をピンポイントで得るには、単一キーワードのみの検索では難しいことがあります。
「複数のキーワードで検索する」という方法は、基本ながら最も重要な使い方であるとも言えます。
たとえば、友人からもらったファイルの中に、見たことのない拡張子(ここでは「.psd」と仮定)のファイルがあった場合、
・psd 拡張子
と検索すれば、「.psd」という拡張子のファイルが何のファイルであるか ということが分かります。
また、ある人は、「youtube の動画をダウンロードしたい!」と思うかもしれません。
そのような場合は、
・youtube 動画 ダウンロード
などのキーワードで検索すれば、難なくその方法を調べることができます。
理屈では、キーワードの数を増やすほど狙い通りの検索結果を得られることになりますが、必ずしも入力したキーワード全てが含まれるページが存在するとも限らないので、キーワードはよく考えて選定する必要があります※3。
3
自分の探しているページには、きっとこういうキーワードが記述されているだろう...ということをよく考える。
5 . キャッシュを使う
検索結果ページで、目的のWeb ページのタイトルをクリックした時に、そのページがすでに「404」、つまり無くなっているということがあります。
そんな時は、「キャッシュ」をクリックしてみましょう。
「キャッシュ」とは、一時的にデータを保存しておくこと、あるいはデータを保存しておく場所のことを言います。
Googlebot は、Web ページをクロール(巡回)した時に、ページのデータをそっくりそのままGoogle のサーバーに一時的に保存します。
つまり、目的のページが既に無くなっていても、Google のサーバーに目的ページのキャッシュ(データ)が残っていれば、Google のサーバーから該当ページを閲覧することができるのです。
(ただし、クロール時点でのデータなので、そのデータは古いかもしれない)
また、キャッシュページでは目的のキーワードがハイライト※4で表示されるので、探している情報を素早く見つけることができる、というメリットもあります。
4 蛍光ペンでマーキングしたような感じ。
※ キャッシュは、あくまでも「一時的」に保存しておく場所です。
かならずしもキャッシュが残っているとは限りませんので、注意して下さい。
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