常駐保護?非常駐保護?

セキュリティソフトの「常駐保護」「非常駐保護」 について

セキュリティソフトの「常駐保護」「非常駐保護」 について

常駐保護?非常駐保護?(セキュリティソフト)

ウイルス対策ソフトスパイウェア対策ソフト には、

  • 常駐保護型(または常駐監視型)
  • 非常駐保護型(非常駐監視型)
というように、2 種類のソフトがあります。
    「 どっちを入れたらいいの? 」
という方もいることかと思われますので、ここに簡単な解説を...。
(ここでは、アンチウイルスについてのみ書きます。スパイウェアに関してはまたいつか...)


結論から言うと、「どちらも入れておいた方がよい」ということになりますが、まず「常駐保護型のアンチウイルス」がどういうものなのかを簡単に。

「常駐保護型のアンチウイルス」は、システムに常駐して、何から保護してくれるのか?ということが問題になると思いますが、ほとんどの場合、 “ ウイルスの活動 ” から、パソコンを保護してくれます。

「常駐保護型のアンチウイルス」は、ユーザーが読み書きしたファイルを常に監視していて、ウイルスと思われるプログラムが実行された時に、それをブロック&警告表示してくれます。
その「ウイルスと思われるプログラムが実行された時」とはどんな時かというと、

  1. あるファイルを開いた(実行した)時
  2. ファイルをダブルクリックした時
  3. HTML メールを開いた時
等々、様々です。

こういった、「自分ではそうと気付かずに、ウイルスを実行してしまった」時にウイルスの活動を阻止し、取り返しが付かなくなる前にウイルスを検出 → 駆除してくれるのが「常駐保護型」のウイルス対策ソフトです。


それでは、「非常駐保護型」のアンチウイルスはどうかというと、「自分ではそうと気付かずに、ウイルスを実行してしまった」時に、その活動をブロックしてはくれません。
(警告も表示されない)
自分でソフトを起動し、怪しいファイルをスキャン → ウイルスの判別&駆除はできても、ウイルスを自動的に検出・駆除することはできないのです。


...と、こう書くと、

    「 じゃあ、 “ 非常駐保護型 ” のアンチウイルスなんていらないのでは? 」
ということになりそうですが、実際そうでもないのです。
アンチウイルスは、ソフトによって対応しているウイルスが違います。
自分が常駐させているアンチウイルスでは検出できないけれど、他の非常駐型アンチウイルスでは検出できるウイルスもあるのです。
それに、怪しいファイルを実行する前にスキャンするクセを付けておけば、非常駐型のソフトでも役に立ちますよね。
    「 じゃあ、常駐監視型のアンチウイルスを3 本くらい入れておけば安心だ! 」
と思われる方もいるかもしれませんが、基本的に常駐型のアンチウイルスは、1 台のパソコンに1 本しかインストールしてはいけません
常駐監視型のアンチウイルスを複数インストールしてしまうと、お互いに競合しあってパソコンの動作がおかしくなります。
(常駐型のアンチウイルスと、常駐型のアンチスパイウェアの場合は競合しません)
    「 でも、1 本のアンチウイルスだけじゃ心配だな 」
そこで出番なのが、「非常駐監視型」のアンチウイルスです。
「非常駐型」のアンチウイルスは「常駐型」のアンチウイルスと競合せずに使えます。


普段は「常駐型」のアンチウイルスでパソコンを「監視」させておき、週に1 回くらい「非常駐型」のアンチウイルスでスキャンさせる... というように、「非常駐型」のアンチウイルスをサブとして入れておくことをおすすめします。


ということなのですが、常駐監視型のアンチウイルスは必ずインストールしておきましょう。
無料で使えるアンチウイルスには、

といったものがあります。

非常駐監視型のアンチウイルスでは、

といったものが有名です。



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